釣りでは魚の大きさを測るためにスケール(メジャー)を使用する。詳細なサイズを知りたいならその方がいい。しかしいちいちスケールを取り出すのは、なかなか面倒でもある。そこで用いたいのが身体尺だ。特に親指と小指を目一杯広げたときの手幅がいい目安となる。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
身体尺で測る釣り
釣り人ではなくても、大体自分の手幅(手の親指と小指を広げた幅)の長さをご存知の方が多いのではないだろうか?私は約22cmだ。よって、下のようなメバルは虚飾なく25cmくらいとなる。
このような身体尺を覚えておくと、釣りに役に立つ。先日、とある番組を見ていたら、釣り好きの芸人が自分の体のあらゆる箇所の身体尺を使って、ものの長さを測るということをしていた。しかもピッタリ当てるのだ!これはすごい。まあ、そこまで仔細に全体的に知ることもないだろうが、いくつか身体尺で、ある程度の基準をわかっておくといい。
代表的な身体尺
代表的な身体尺と言うと、次のふたつだろう。
手幅
先述のように、手のかたちを画像のようにした、その長さ。これを手幅という。これをころころと回転させるようにすると大きな魚の長さでも、おおよそのところが測れる。私は22cmなので、これを超えればメバルもアジも良型だ。二回転すればチヌでも良型となる。
指幅(1inch)
1inchという表現は、どれほどの長さ・大きさをいうかご存知だろうか?これはセンチメートルに直すと2.54cmくらい。実は1inchという数字の考え方自体が身体尺で、ヤード・ポンド法の国で、成人男性の親指の幅を指すといわれる。
私は手も指もでかいので、ちょうど指幅が1inchくらいとなる。この幅を下回ると、ワームなんかでも小さいなと感じるレベルだ。
そのほか覚えておくといい身体尺
その他にもいくつか身体尺を、用途から考えて、釣りの基準として覚えておくといい。
リーダーは肘から指先まで?
リーダー長。アジングならば40cmくらい、メバリングならば60cmくらいだろうか。これも身体尺でとれるとラクだ。私は、アバウトなモンだが、ライトゲームならば、肘から指先まででリーダー尺を取って、適切な長さにカットする。少し長めに張るLTシーバスやライトブリームなら、肩から指先という長さだ。ちなみにリーダーはライン同士の結束と、アイへの結束で10cmほど短くなるので、多少長めにとった方がいい。
靴の大きさ
魚のサイズ感を見るのに、靴の大きさも参考になる。タバコの寸法みたいなものだ。タバコは時代の風潮的にだんだんと釣り場で吸わなくなっているが、靴を履かずに釣りにいく人はいない。およそ自分の足のサイズから2、3cmプラスくらいだろうか。