今年も始まったイサキ釣り。名古屋の桜の開花は例年より10日ほど早かったとか。イサキも早い船宿では3月下旬から始まっていたが、愛知県・南知多町片名の忠栄丸は4月20日が開幕となり、私も喜んで参加した。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版APC・大橋浩）
TSURINEWS編集部
忠栄丸でイサキ釣り
午前4時30分に受け付けが始まり、久しぶりに若おかみにあいさつ。氷を受け取り、船に乗り込んで左舷トモの釣り座でタックルの準備をする。仕掛けは全長2m、モトス1.75号、ハリス20cm、チヌバリ2号、ケイムラ植毛を使用する。
仕掛けのセット中に次々と釣り客が乗り込み、定刻の午前5時30分に満船で出船。航程70分で大山沖の流し釣りポイントに到着すると、快晴、微風、波高1.5mのベストコンディションだ。
一斉に仕掛け投入
助手の侑記君がまきエサのアミエビとエサのオキアミを配る。山下船長から「水深46m、タナは38～36mを探ってください。準備のできた人から始めてください」とアナウンスが入ると、一斉に仕掛けが投入された。
忠栄丸で釣れたイサキ（提供：週刊つりニュース中部版APC・大橋浩）ラインはミヨシからトモにゆっくり流れる。40mでラインを止め、潮になじむまで5秒ほど待ってから仕掛け分の2mを巻き上げ、38mでまきエサをまいてイサキからのラブコール待つが、私にはアタリなし。
入れ食いタイムもあり好況
胴の間と大ドモでイサキが上がる。やがてミヨシでも上がり、右舷側でも上がりだしましたよとアナウンスが流れる。私にも小さなイサキが上がってやれやれ。さらに大ドモでイシダイ、続いて胴の間でも次々と立派なイシダイがタモ取りされた。うらやましいが、私は小さなイサキで我慢。
続いて右舷でカワハギが上がりましたのアナウンス。モーニングサービスが終わったころ、モソモソッと小さなアタリの後、一気にサオが引き込まれたが、ドラグ調整不可でプツリ。恐らくサメか？小型のイサキに飛びついてきたのか？無理をしてガイド破損、万事休す。恥ずかしい。
忠栄丸でイサキ確保（提供：週刊つりニュース中部版APC・大橋浩）午後0時30分の沖上がり時間までみんなの釣りを見ていたが、入れ食いタイムが2回あり、今後ますます楽しみだ。大山沖のイサキは最盛期に入った感じで、例年より早い気がする。
サオ頭は17匹手中
サオ頭はイサキ17匹、初挑戦の人も12匹と立派だ。皆さん平均して釣っておられ、40cm近いサイズもポツポツ見られた。またイシダイも船中で3匹上がった。
イサキ釣りのゲストで釣れたイシダイ（提供：週刊つりニュース中部版APC・大橋浩）50cm近い良型だが、ベテランは細いイトでうまく上げていた。特筆すべきは腹パンのワラサだった。
忠栄丸でゲットしたワラサ（提供：週刊つりニュース中部版APC・大橋浩）今後、梅雨に向かってますます楽しみとなるイサキ。皆さんのチャレンジを待っている。
＜週刊つりニュース中部版APC・大橋浩／TSURINEWS編＞
忠栄丸
伊勢湾～伊良湖沖、大山沖の多彩な釣りを楽しませてくれる大型船。メバル、イサキ、タチウオ、ウタセ五目、コウイカ釣りならお任せ、冬はヒラメ釣りでも出船している。釣り人、釣具店スタッフにも好評のベテラン船長が舵を握ります。
