春も半ばになると、バチ抜けもひと段落し、マイクロベイトが増えてくる。このころは、昼間も潮が動くようになり、デイゲームでも狙いやすい時期だ。今回は河川シーバス釣りにおけるデイゲーム&ナイトゲームでの狙い方や、ルアー選択方法をメインに解説しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 橋本康宏)
静岡県西部河川での実釣レポート
3月27日は静岡県西部河川に入ったが、この日は10cmほどのイナッコが多くおり、良い雰囲気。
まずはシンキングペンシルのシーク85Sから探っていく。
潮目が出ていれば、そこにベイトがたまるので重点的に攻めていく。バイトは出たがフッキングまでは至らず。ベイトが入っているため、シーバスもいるようだ。
上げ潮のタイミングで新型ルアーにヒット
下げ潮の時間帯にヒットは得られず。干潮から上げ潮のタイミングにかけた。
春とは言え、まだまだ水温は低い時期。河川よりも海の方は水温が高いため、温かい上げ潮とともに河川内に入ってくるシーバスもいる。
新型ルアーの特徴
ルアーはBRチャター。これはチャターベイトといわれるカテゴリーのルアーで、ヘッド前に付いているブレードが特徴だ。このブレードが細かく震え振動し、ワーム全体も細かく動く。強く細かい動きがシーバスを誘い、柔らかめに仕上げたワームにより食いも良い。
18g、24gの2ウェイトあるが、浅い河川のため18gを選択した。ウェイトがある分飛距離は十分。浮き上がりが良いので、浅い所も引くことができる。使用法は投げて巻くだけ。
60cmオーバーのシーバスヒット
上げ潮が効いてきて、少しずつ流れが逆流し始めてくる。そのタイミングと同時にイナッコも回遊してきた。キャスト後BRチャターの振動を感じながらリトリーブしているとヒット。60cmを超えたシーバスだった。
今後の展望
これから気温上昇とともに水温も上がっていく。それに伴いベイトも増え、シーバスの回遊も増えてくる。
小型ベイトが多いと難しくなることもあるが、ルアー選択やタイミングを見極めればヒットにつながるはずだ。春シーバス、ぜひ狙ってみてほしい。
<週刊つりニュース中部版 橋本康宏/TSURINEWS編>