全国各地で渓流釣りが解禁され、多くの釣果情報が耳に入るようになってきた。もともと味がよいことで有名な渓魚だが、より美味しくいただけるよう、キャッチ&イート派の筆者の持ち帰り方と下処理方法を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)
食べるまで1日~2日簡易熟成を行う
下処理が終わった渓魚は、その日のうちに食べるより、多少寝かせると遥かに旨味が増す。簡易的な熟成を行うと考えてもらいたい。その方法を紹介しよう。
水分を丁寧に拭き取る
まずは、寝かせている間に傷んでしまわないよう、(腹の中も含めて)キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取っておこう。
腹の中にキッチンペーパーを詰める
寝かせるのが20cmを超すサイズの場合は、腹の中に丸めたキッチンペーパーをキッチリ詰めておこう。こうすることで、より余分な水分が抜けてくれるように思う。
クッキングペーパーとラップでくるみ、冷蔵庫へ
クッキングペーパーで渓魚を包み、さらに上からラップできっちり密閉するように巻いたら、タッパーに入れて冷蔵庫へ。1日~2日寝かすのだが、小型のアマゴや塩焼きで食べる場合なら丸1日、良型のソテー系なら丸2日寝かすのが筆者のオススメだ。
良型の場合は、このあと三枚におろして調理してもよいし、姿のまま食すのもよい。正直、何で食べても美味しいので、好みの調理法を探すのもまた楽しいものだ。
旬の良型渓魚を美味しくいただこう
資源保護のため、15cm以下の小型は極力リリースしてほしいが、20cmを超す良型の渓魚は本当に美味しい。
丁寧に処理をした渓魚を一度食べると、釣りを楽しむためではなく「美味しい渓魚が食べたい!」と、釣りにいく目的が変わってしまうほど。
とくに筆者の好きなアマゴは、5~6月ころに旬を迎えるので、ぜひともこの時期のアマゴを食べてみてほしい。家族にも喜んでもらえること間違いなしだ。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>