寒さが落ち着き、春の暖かさが増してくると気になるのがクロダイの乗っ込みです。季節が進むにつれて太平洋側から乗っ込みが本格化し、5月から6月にかけて日本海側や東北地方も順次開幕します。今回は、クロダイフカセ釣りの釣果アップの3つのコツを解説します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
クロダイの乗っ込み開幕
寒さが落ち着き、春の暖かさが増してくると気になるのがクロダイの乗っ込みです。
早い場所では2月下旬ごろから抱卵個体が姿をあらわしており、これから季節が進むにつれて太平洋側の乗っ込みが本格化し、5月から6月にかけて日本海側や東北地方も順次開幕してきます。
乗っ込みはクロダイ狙いの一大イベントで、深場で冬を越したクロダイが産卵のために浅場へやってきます。乗っ込みのクロダイは型が揃った群れで泳いでいる場合が多く、普段は沖合にいる個体も浅場に回遊するため、綺麗で傷の少ない魚が多いのも特徴です。
乗っ込み期の釣り
乗っ込みシーズンは、初心者でも比較的釣果を上げやすい時期です。付近に群れがいれば、初心者でも複数釣果が望めます。産卵に備えて食欲旺盛な魚も多く、ほかの魚と競うようにエサを食いはじめたらこちらのものです。
ムラがある
一方、運悪く魚の居ないタイミングに当たってしまうと、ひたすらアタリが遠い状況が続くことも。
乗っ込みシーズンは、日によって状況の差が激しく翻弄されやすい時期でもあります。面白いほど爆釣した翌日は、まったく魚の反応がなくなってしまうなどは日常の風景です。日ムラの大きさだけでなく、その日のなかでも釣れるタイミングに偏りがあることは、乗っ込み特有の難しさといえるでしょう。
乗っ込みシーズンのクロダイフカセ釣りで、さらなる釣果アップを狙うには時期に合わせたコツが重要になります。
釣り方はもちろんのこと、クロダイの乗っ込みシーズン特有の行動を把握しておくのも大切です。群れでやってくる魚の足止めと、群れを散らさない釣りは釣果アップへの鍵になります。