常磐沖の浅場ヤリイカ釣りで良型中心トップ17尾【那珂湊・つれたか丸】シーズン到来

常磐沖の浅場ヤリイカ釣りで良型中心トップ17尾【那珂湊・つれたか丸】シーズン到来

今年も常磐沖にヤリイカの群れが到来。水深70m前後の浅いポイントで順調に釣れだしました。日によって高不調の波はあるものの、各船宿HPによると、3月に入り早くもサイズは良型がそろってきたようです。筆者も早速出かけてきました。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

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尾崎大祐

埼玉県在住。二児のパパで趣味はサラリーマン。釣りをはじめとした食材採取に全精力を注いでいます。

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常磐沖のヤリイカ釣り

常磐沖のヤリイカ釣りは、例年寒さが少し和らいでくる2月の後半から3月上旬にかけて開幕し、5月頃までがシーズン。出だしこそ水深100mより深い所に群れは現れますが、やがてポイントは70m前後と浅くなり、日によっては50m前後まで上がってきます。

水深が浅い、ということでアタリは取りやすく、少ないツノ数で十分数釣りが楽しめることから、初心者入門としてもオススメ。「美味しいヤリイカを釣って食べたい、でも、長い仕掛けはちょっと自信ない」なんて思っている方は、是非ご検討を!

タックル

タックルについては、基本他の海域(相模湾、南房等)と同じで、120~150号のオモリが背負える、先調子のイカ竿に小型でパワーのある電動リールが基本。

ただし、水深が浅いことから、少々柔らかめの竿(ビシアジ竿等)でも問題なくアタリが取れるばかりか、やや波っ気がある日には、むしろバラシを防止する観点からこちらが向いているケースもアリ。道具をあまり選ばない点も、常磐沖ヤリイカ釣りならでは。

常磐沖の浅場ヤリイカ釣りで良型中心トップ17尾【那珂湊・つれたか丸】シーズン到来筆者はビシアジタックルを使用(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

仕掛け

仕掛けについては、200m前後を狙う場合は、効率を上げるためにツノ数は多い方が圧倒的に有利ですが、水深が浅い常磐沖では、手返しとお祭り防止の観点から、5つ前後の少なめがおすすめ。また、今回お世話になったつれたか丸では、船で売っている仕掛けは2.5号の布巻き浮きスッテ。

船長より「これなら50は釣れるよ」と言われ、期待して購入したのですが……結果的に11センチのプラズノと変わらないノリでした(笑)。ただし、浮きスッテ有利の日も多いとのことなので、1セット持っておくと良いかもしれません。

常磐沖の浅場ヤリイカ釣りで良型中心トップ17尾【那珂湊・つれたか丸】シーズン到来船宿仕掛けは布巻き浮きスッテ(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

朝一は活性低く

朝5時半に出港し、1時間ほど走ってポイントに到着。しかし、群れの移動は早いようで、なかなかアタらず。移動直後、気まぐれ程度にポツポツ、しかも底付近のみで乗る、といった調子。操舵室から聞こえてくる無線もボヤキばかり。どの船も、なかなか群れを捕まえることはできずにいるようでした。

常磐沖の浅場ヤリイカ釣りで良型中心トップ17尾【那珂湊・つれたか丸】シーズン到来那珂湊沖では2匹と低調(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

鹿島沖まで大移動

陸に大洗マリンタワーが見えるエリアにて散り散りになっていた釣り船は、9時過ぎ一斉に南下。つれたか丸も、今までにない位大量の黒煙を煙突から吐き、これに続きます。

途中、「あれ、壊れちゃったのかな?」なんて思っていたら、足元にあるポンプのホースから海水が流れてきたことから、「これは大きな群れを見つけたかな」と、期待は膨らむばかり。船は一路、遠くに見える船団を目指します。

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