山梨県道志村を流れる道志川は3月1日に解禁。毎年成魚放流が盛んに行なわれている。ここ数年、解禁日は好調で、制限尾数(20尾)に達する人が多い。暖かくなるにつれて準天然魚も釣れ始め、6~9月は尺ヤマメや尺イワナが顔を出すこともある。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・内藤茂幸)
下流域
両国橋周辺が入釣しやすい。台風直後や大雨後は、支流の神ノ川にある管理釣り場から魚が落ちてくることも。ときには大型が釣れるので、太めの仕掛けを用意しておこう。エサはブドウ虫やイクラをあればいい。
中流域まで
入渓場所が少なく、キャンプ場などから入って通しの釣りとなる。
中流~上流域
この流域は入渓しやすい。
1つ目は七滝荘周辺。下流側、上流側ともに橋があり、下流側の橋から上流がいい。上流側の橋周辺は駐車可。
2つ目は紅椿の湯周辺で、橋上の淵がよさそう。
3つ目は椿キャンプ場。放流日に2回釣行したことがあるが、釣り人が多い人気ポイント。放流日は早めに到着したほうが無難。以前にアユのトモ釣りで34cmイワナ、33cmヤマメが掛かったことがある。
4つ目は水源の森に架かる木橋。橋下とすぐ下流にある淵がいい。
5つ目は少し上流にある神社周辺で、釣り人専用駐車場がある。
6つ目は道志村役場前で川の近くに駐車できる。
7つ目は和出村周辺。上流に架かる木橋下の淵がおもしろそう。
8つ目は川原畑で、釣り人専用駐車場あり。昨年は放流翌日に釣行し、23.5cmのヒレピンヤマメが釣れた。
9つ目は道の駅周辺。道の駅に駐車できる。その上流の善ノ木に釣り人専用駐車場あり。
最後は最上流域の長又地区で、エン堤がよさそう。長又キャンプ場まで放流することがある。
1月27日に川を見に行った時点では、かなり減水していた。解禁前に放流した魚は、水深のある流れの弱い場所に溜まるのではないかと思う。
竿は下流域が7~8m、中流域~上流は6m前後で十分。仕掛けは0.2~0.25号。エサはイクラ、ブドウ虫、ミミズだが、4月中旬から川虫が採れる。食い渋り時に使ってみよう。
道志川は水質がよく、魚がとても美味。支流が多いが禁漁場所もあるので注意しよう。
<週刊つりニュース関東版APC・内藤茂幸/TSURINEWS編>