長崎県・玄界灘に浮かぶアジの聖地、壱岐。ここでは、壱岐のポテンシャルの高さを実感した、2泊3日のアジング釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター ヨウスケ)
温泉と地元料理で気力復活
極寒の車中泊から目覚めて、まずは壱岐の温泉に。茶色い水質には若干驚きましたが、地元の漁師さんと釣りの話しで盛り上がり、温泉を楽しみました。
地元の漁師さんによると、やはり今年のアジはイマイチとのこと。行きのフェリーでの爆釣への期待が、宇宙旅行くらい遠く感じてきました。
とりあえず、おいしい地元の料理にも癒やしていただき、心も体も元気になりました。これも旅の醍醐味です。ごちそうさまでした!
日中はポイント下見
日中はアジを探すため、ポイントを見て回りました。漁船の下などにもアジの姿は見当たらず、巨大なクロダイやアオリイカの姿のみ。やはり状況は決してよくない印象です。
2日目のアジングゲーム開始
結局、初日に実績のあった壱岐の西部に焦点を絞って、ジグ単タックルで多少の移動をしながら尺アジを狙います。
ただし、この日は前日よりも、爆風・・・。アジングが成立するギリギリの風といった感じ。少しでも風裏に入って、2.5gのジグヘッドを選択、少しでも水を噛むように大型のワームでボトムを攻めます。
時折、表層や中層を狙ったり、2.0gを使用してみたりします。こうした工夫はあまり効果がなかったものの、初日と同様にボトムでのヒットがポツポツとつづきました。
待望の尺アジ30.5cm登場
そして、2時間ほど経ち潮止まり間際、ついにテンションフォール中にコッ!!というアタリが。合わせを入れると横に走る明らかな尺アジクラスのファイトがスタート。
二日かけて苦労して手にした尺アジ30.5cm。無事にぶっこ抜くことができました。
その後、爆風と寒さで鼻水が止まらなくなり、ストップフィッシングとしました。
最終釣果
この日の釣果は、アジ25匹(アベレージ約22cm)、尺サバ2匹。前日、そして昼間に状況調査をして、ポイントの攻略方法を見つけることができたことが、結果に繋がったんだと感じます。
壱岐のポテンシャルを実感
今回の釣行を振り返って感じることは、壱岐のポテンシャル!「今期はアジの調子が悪い。」と聞きながらも、釣果を振り返ると20cm以下の豆アジは釣れず、アベレージは22~23cmと十分なサイズです。
これでアジのアタリ年だったらどうなってしまうんでしょうね。漁師さんの話では、「3年前は35cm前後がどこでも釣れてた。」なんて夢みたいな話もありました。
様々な地域で釣りをしていると、その土地の魚の癖のようなものを見つけることができるのも、釣り旅の楽しみかもしれません。
近い将来もう一度、爆釣を夢見て壱岐を訪れたいと思います。ありがとう壱岐!また楽しませてください。
<ヨウスケ/TSURINEWSライター>
長崎県・壱岐