磯フカセ釣りで43cm頭にクロダイ9尾【千葉・富浦】短時間の時合いに連発

磯フカセ釣りで43cm頭にクロダイ9尾【千葉・富浦】短時間の時合いに連発

2月11日(土)、前日は雪予報だったものの、千葉県の房総半島は積雪がない様子。そこで、内房富浦の南ケイセンに釣行した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)

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海釣り 磯釣り

内房富浦の磯でフカセ釣り

5時ごろ駐車場に到着して釣り場へ。南ケイセンは大房岬の駐車場から距離は近いが、高低差があるため背負子があると便利。しばらく歩いて安全な地磯を釣り座とする。

天気は晴れ。南岸低気圧通過に伴ってウネリと北風が強く吹く予報だ。先行者が1人いたので、あいさつをして空いている場所で準備。

用意したまきエサは、オキアミ3kgにマルキユーのチヌパワームギスペシャル1袋とオカラだんご1袋を混ぜ合わせてものを2セット。つけエサは生オキアミと加工オキアミ。

釣り場は北風が強く吹いていて、ウネリも入っている。しばらく海上の様子を見てから、安全な場所でスタート。強風と不安定なサラシに仕掛けが引っ張られているので、自重があるウキ・征黒を使用した半遊動仕掛けで始めた。

時合いにクロダイ8尾連打

潮は濁っており、上物狙いには条件がよさそう。磯際を中心にまきエサを撒きながら仕掛けを振り込むが、エサ取りは少ない。そこで、ウキの周囲にまきエサをガンガン打って本命を寄せる。

アタリがなく、つけエサも残っている状態がしばらく続く。潮はいい感じで流れているので、まきエサが効いてくると本命が現れると期待して、打ち返していく。

磯フカセ釣りで43cm頭にクロダイ9尾【千葉・富浦】短時間の時合いに連発内房富浦の磯の様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)

しかし、時間が経過するとエサ取りが増えてきた。正体はフグで、多数いる様子。中間距離から遠投は、つけエサがすぐなくなるうえに、ときどきハリもなくなってしまう。そこで、大きなウネリで不安定なサラシが出ている周辺を狙うことに。

サラシの状態に合わせてガン玉を付けたり、外したりする。サラシの周辺にフグは多少いるが、つけエサは残ったまま。良型を期待して粘っていると、潮がさらにいい感じで動き始め、ウキがドンドン流れていく。

すると、ウキがスルスルと消し込んだ。アワせると、姿を見せたのは32cmクロダイ。時合いを意識して次を狙うと、ほどなくして連続ヒット。短時間に30~38cmを7尾追加できた。

強い引き込みで43cm浮上

しかし、昼を過ぎると強かった北風が次第に収まり、干潮帯になるとウネリも小さくなった。さらにサラシが消えて静かになると、アタリが遠のいていく。

風も弱くなってきたので、遠投性と感度を重視したウキ・エイジアマスターピース01を使った全遊動仕掛けに変更。エサ取りも少ないので、ウキの周囲にまきエサをパラパラ撒いて本命からのアタリを待つ。

すると、ウキがスルスルと海中に消えていったので、頃合いを待って大きくアワせた。竿がグイッと曲がり、重量感のある引き込みに良型を確信。何度も沖に向かって走り出そうとするのを止めて魚との距離を詰めると、良型本命の姿が確認できた。足元にきてからも疾走するのを耐えて、慎重にタモへ誘導。取り込んだのはきれいな魚体をした43cmクロダイだった。

17時を過ぎるとウキが見づらくなってきたので、足場をきれいに流して納竿。好条件に恵まれ、本命9尾を手にすることができて満足。

南ケイセンは、小磯ながら条件に恵まれると今回のような爆釣も期待できる。足場もよく、家族連れでも楽しめる小磯が複数あるが、崩れた堤防の一部は立ち入りが制限されているので注意してほしい。

<週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
富浦の南ケイセン
この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年2月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。