クロダイ狙いのフカセ釣りの「まきエサ」は種類が様々。中には「魚がそんなもの食べるの?」と思うものも。ちょっとかわった原材料を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
クロダイは雑食
フカセクロダイ釣りに使用されるまきエサには、メジナ狙いのまきエサでは見られないちょっとかわった原材料も配合されています。クロダイ用の配合エサをよく観察してみると分かりますが、コーンやムギといった穀物類が多く含まれていることが特徴です。クロダイは雑食なので、穀物など植物系のものも関係なく食べてしまいます。特に配合されているムギはクロダイの大好物のようです。
お腹の中はムギだらけ
去年の乗っ込みシーズンに釣ったクロダイをさばいてみると、胃袋の中には大量のムギとコーンが入っていました。どうやらまきエサに含まれていたムギやコーンをたらふく食べていたようです。不思議なことに、一緒にまいたはずのオキアミはほとんど入っていなかったので、ムギやコーンを選んで食べていたと思われます。
クロダイ用のまきエサはフグにも人気?
クロダイ用のまきエサは海中で白い濁りを発生させるものが多くあります。クロダイには濁りが効果的ですが、厄介なフグもよく反応するようです。クロダイフカセは底付近を狙うことが多いのでどうしてもフグに攻撃されやすく、ハリを取られる被害が多発します。フグ被害を防ぐために、クロダイ用のまきエサにはフグ対策の原材料も配合されることが多いようです。