1月14日、三重県・紀北町白石湖のロッジ山水のイカダ&カセで、『第1回山本太郎オンラインチヌ釣りスキルアップサロン実釣教室』が開催された。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
チヌ釣りスキルアップサロン実釣教室
当日は昨年7月に開設された山本太郎氏のオンラインスキルアップサロンのメンバーが参加。当日は太郎さんがメンバーの釣り座を回ってアドバイスしていく。メンバーにとって実り多い釣行となるだろう。
白石湖の状況だが、事前情報では前日の午後2時30分と5時ごろにサナギとアケミ貝で49cmと50cmのクロダイが上がったとのこと。例年より水温は高く、エサ取りは小型のクロダイ、キビレ、ヘダイに加え、ウグイ、メッキがいるようだ。
当日は未明から雨が降り続いていたが、この時期としては気温が高く暖かく感じる。午前6時40分、参加者9人が雨の降るなか湾奥のイカダ2基とカセ2隻に分乗、ヘッドライトを頼りに早速タックルの準備を行う。
序盤はキビレが高活性
朝一番は太郎さんの指示でダンゴを使わず、5B程度のオモリでボケやオキアミを遠投しながらサオ下まで誘ってクロダイを狙う。開始直後から22~25cmのキビレが各所でヒットしたが、型が伸びない。普段ならキビレの時合いは太陽が東の山から顔を出すころに終了するが、雨模様で空が薄暗いためか長く続いた。
太郎さんは船外機を操船しながらイカダやカセを順番に回り、1人ひとりに遠投方法やエサ着底後のサオの角度、誘い方等を丁寧に指導していく。
開始から2時間ほどでほとんどの参加者が小型ながらキビレを仕留めたが、良型が顔を見せないまま午前10時を迎えた。ここで全員がダンゴ釣りに変更。事前に太郎さんからサロン内で説明された通り、まずはボラを寄せ、オキアミメインにサナギなどさしエサをローテーションしながらリズムよく打ち返していく。
マンツーマンで丁寧な指導
ダンゴは太郎さんの鉄板ダンゴでもあるマルキユーのパワーダンゴチヌ1袋(6kg)に大チヌスペシャルハイパー(計10.5kg)、もしくは速戦爆寄せダンゴ1袋(計10kg)のいずれか1種類を混ぜ合わせ、あとは海水を使わずオキアミ2kgを混ぜれば完成となる。
ダンゴを打ち始めると、中層にウグイの群れが見える。ここからはいかにボラを寄せるかが最大のキーポイント。太郎さんはサオの構える位置やダンゴの打ち返しのタイミングなどをマンツーマンで指導していく。
うっとうしかった雨も昼にはやみ、やっと釣りに集中できるようになった。ダンゴを打ち返すこと1時間、弱々しいがボラのダンゴアタリが出始めた。太郎さんは、ボラのダンゴアタリが出始めたら、絶対にボラを離さないようにダンゴの割れ時間の調整などを行うようアドバイスする。