渓流エサ釣りで美形アマゴをご対面【滋賀・田村川】 エン堤下狙いが的中

渓流エサ釣りで美形アマゴをご対面【滋賀・田村川】 エン堤下狙いが的中

年が明けると気持ちは渓流モードになる。例年なら2月の解禁まで辛抱するが、今年はお正月休みを利用して滋賀県甲賀市を流れる土山漁協管内の田村川に初釣行した。田村川も初めてだが、滋賀県で渓流釣りをすること自体が初めてでワクワクする。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

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淡水の釣り 渓流釣り

田村川で渓流釣り

1月12日午前6時前に起床し、滋賀県へ向かう。事前に漁協に状況を確認したところ、解禁日は令和4年12月17日でお勧めは田村川上流。釣り人は結構入っているようだ。水量が少ないのでエン堤下を狙うと良いとアドバイスをもらった。

午前8時すぎにローソン北土山店に到着。日釣券を購入(2千円)そこから20~30分ほどで田村川上流に到着した。情報通り水量は少ない。場所によっては木が生い茂っているので、釣りにくい場所もある。

渓流エサ釣りで美形アマゴをご対面【滋賀・田村川】 エン堤下狙いが的中タックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

サオは何種類か持ってきた。5m前後のズーム式をチョイス。水中イトはフロロカーボンライン0.15号、ハリはカッパ極SP1号と小さめをチョイス。エサは長良川で捕ってきたカワムシのキンパク、オニチョロ、ヒラタ。そしてイクラも持ってきた。

エン堤下でヒレピンアマゴ手中

まずは定番のエン堤下から探ってみる。白泡下に仕掛けをナジませるが反応はない。気温が低く手がかじかむ。郡上と変わりないぐらい寒い。何度もエサを流し、ようやく小さなアタリを感知。

しかし痛恨のアワセミス。アワセのタイミングが早すぎたかも。アタリがあった流れをその後も探るがアタリは出ない。スレている感じだ。

渓流エサ釣りで美形アマゴをご対面【滋賀・田村川】 エン堤下狙いが的中田村川のエン堤(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

このエン堤は見切り次のエン堤へ歩いて移動。今度は先ほどより水深があり期待が持てる。ここでは1投目でアタリが出たが、またまたアワセミス。ハリを忍ヤマメ4号に替えて再度探ると、再びアタリ。今度はワンテンポ遅らせてからアワせるとハリに乗った。

飛んできたのは15cmほどのヒレピンアマゴ。やややせ気味だったが、今年初のアマゴに顔がほころぶ。この調子でこのエン堤下で同サイズを数匹釣り上げた。

放流魚もコンディション抜群

今度はエン堤下流の浅場の瀬を探るが、瀬での反応はない。またまた歩いてエン堤を探してサオを出す。やはりエン堤下は確実にアタリある。スレてはいるが、気温上昇とともに食いが良くなってきたように感じた。

そのまま釣り上り、木の真下に深みを発見。サイドスローで仕掛けを振り込む。エサが着水したらイトを張り、そのまま流れにナジませる。すると目印がグーンと上流へ走った。良型だ。慎重にやり取りしてズバッとタモへ一直線。放流アマゴのようだが、コンディションがいい放流魚だ。サイズは20cmほどあった。

渓流エサ釣りで美形アマゴをご対面【滋賀・田村川】 エン堤下狙いが的中田村川でキャッチしたアマゴ(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

この調子で釣り上りたかったが、上流へ行くと先行者の車が止まっていたので、少し早いが午前11時に納竿とした。今年初の渓流釣りはまずまずの出だしだ。サイズは平均小さいが、ヒレピンアマゴにも出会えた。魚は全てリリースして帰路に就いた。

田村川は基本水量が少ない川で、水の透明度も高い。魚は警戒心が高いことが多いかもしれない。だが漁協では定期的に放流もしているようなので魚影は濃いと思う。増水後などに釣行すれば、入れ食いもあるかもしれない。他大型のニジマスも放流されているようなので、太いイトも用意した方が無難だと思う。また機会があれば釣行したいと思う。

<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
田村川
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年1月27日号に掲載された記事を再編集したものになります。