12月25日と31日に、中原重久氏と長野県の諏訪湖へワカサギ釣りに出かけた。爆釣で自己新記録達成となった模様をお届けしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・美波亜紀)
諏訪湖でワカサギ釣り
お世話になった船宿は民宿みなと。ドーム船で快適にワカサギ釣りが楽しめる。暖房があり、トイレがあり、レンタルを使えば手ぶらで釣行できる。究極のお手軽フィッシングと言えるだろう。
まずは電話で予約を入れ、カウンターで手続きをする。あらかじめホームページの乗船名簿に参加者を記入して印刷したものを持っていくとエサをサービスしてくれる。このときに昼ご飯も聞かれるので、メニューから選んで申し込むと、ドーム船まで届けてくれる。
手続きが済むと、ドーム船に荷物を運んで場所取り。今回は右舷のミヨシに釣り座を構えた。1人当たりのスペースが広いので、ゆったりしている。荷物を置いても十分すぎるぐらいだ。
いざ出船。なんだかギシギシいっているが、しばらくするとポイントに到着。一斉にスタート。タックルは電動リールに短めのサオ。仕掛けも手返しの良さで短め。ハリは1~1.5号。エサは紅サシを半分に切って使うが、数日前から粉チーズと粉ニンニクで臭いを付けてある。これで集魚効果がグッと上がる。事前調査で2本ザオは絡みやすいと聞いたので、まずは1本ザオにした。
こまめなエサ交換がキモ
サミングしながら仕掛けを落としていく。タナは4.7m。シュワッシワッと軽く2回誘いを入れてたたき台にサオを置く。しばらくしてピココンとアタリがきて、すぐに聞きアワセをしてリール巻き。仕掛けの下の方に2匹付いていた。魚がベタ底にいる証拠だ。
魚を外してすぐに仕掛けを落とす。ここで慌てずサミングしておかないとバックラッシュするので気を付けたい。また、神経質なくらいエサを交換した方が釣果につながるので、面倒でも時間を作って交換しよう。
すぐにアタリがピココンときたが、今度はすぐには回収せず少しタナをずらしたりして追い食いを狙う。ズラズラズラ~とこいのぼり成功だ。
水温低下で渋い状況
出遅れた中原氏が追い付いてきたが、すぐに時合いは終わった。今回は「波がきた~止まった~」の繰り返しで、かなり渋い釣りになった。集中力勝負といったところだ。
それでも全くこない時間も多かったので、こまめにトイレに行く。釣り座が広いとはいえ同じ姿勢では体が痛くなるため、体を動かすのにちょうどいい。ドーム船の外へ出てびっくり。船の周りは一面氷が張っていた。出船の際にギシギシいっていたのは氷の音だったのだ。これは魚がベタ底なわけだ。
たまにしかこない時合いにしびれをきらせ、もう1本サオを出す。右でトントン左でトントン。うまくいくと鈴なりが交互にきてくれる。最初から二刀流にすれば良かったと少し後悔した。
中原氏が「どれくらい釣れた」と聞くので答えると「ボク負けてる!」と一気にやる気をなくしたらしくサオを放置して寝っ転がっている。置きザオにくるわけないじゃん?クリスティアの名人誘い使いなさいよ。中原氏のナメた釣りで戦力ダウン。私が釣れだすと慌てて起きるが、そのころには時合いが過ぎてる。
ベテランを参考にしてヒット
私の隣がベテランらしく長い仕掛けで釣っているので、その掛かり具合でタナを毎回修正する。「なかさん底から1m上げてみ?」「おおっ釣れた!どうして?」「お隣の仕掛けの上の方に魚が付いているのを見たから」。せこい釣りになるが、周りを観察するのも釣果アップの秘けつだ。
しかし「釣れな~い」と中原氏がうるさい。イライラMAXになって「もう納竿して早上がりしなさいよ!」とキレて私が片付けてしまった。中原氏は私が片付けたのを見ると、急にランランと釣っている。せこい。せこすぎる。結局、最後まで釣りをしていた。
結果は二人で255匹
終わってみると私が138匹、中原氏が117匹。2人で255匹と少し残念な結果。それでも船宿の話によると「昨日はサオ頭が37匹だったんだよ」とのこと。健闘した方だろうか。この日のサオ頭は私のお隣さんで500匹。釣れないわけではなく、腕の違いが出ただけだった。
家に帰ってからは、金属探知器でハリ探し。1本仕掛けが切れてしまったからだ。無事見つけて次は塩でウロコ取り。
腹を押してウンチもしごくと臭みの取れ具合が違う。小分けにして冷蔵庫または冷凍庫で保存。楽しい釣りも丁寧な後処理まですると完璧だ。