メバルの釣れる時期・時間帯・場所を徹底解説 生態から釣れる条件を紐解く

メバルの釣れる時期・時間帯・場所を徹底解説 生態から釣れる条件を紐解く

メバリングで全国的に人気のターゲット「メバル」。メバルを釣るには釣りやすい時期や、どんな場所を好むのか、どの時間帯に行動するのかなど、習性を知ることも重要です。今回はメバルの生態から、メバルをルアーで釣るための条件を徹底解剖しました。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

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メバルの釣れる時期

メバルは一年中狙える魚です。ただ、水温や産卵によって活性が変わってくるため、季節によって狙いやすさが変わってきます。

春は産卵後の個体が狙い目

冬に産卵を終えたメバルがアフタースポーンに入る3月頃から徐々に活性が高くなります。暖かくなるにつれ活性も上がり、5月頃をピークにこの時期に発生するアミやバチなどを積極的に捕食するようになります。

夏はシビアな時期

初夏になり水温が上がると、高水温を嫌ってメバルが深場に落ちていきます。真夏は陸っぱりからは狙いづらくなりますが、深場が隣接した釣り場や、潮通しのいいポイントを選び、水温の下がる夜に釣ることで狙えるメバルもいます。

秋は狙いやすい時期に

初秋はまだ深場にいるメバルも多いですが、水温が下がるとともにメバルが接岸しはじめます。11月頃になると適水温に入り活性も高くなって本格的にシーズンイン。晩秋には産卵前の荒食いも重なるため釣りやすく、初心者にもオススメのシーズンになります。

冬は産卵期に入る

産卵期は地域にもより若干ずれはありますが冬に行われます。12月は引き続き、藻場などの産卵場で活発に餌を追いますが、1月頃になると産卵を終えて食いが落ちる個体がでてきます。厳冬期には産卵後の個体が増えるのと、低水温も相まって活性が低い場面が多くなります。

シーズンに地域差は存在する?

地域ごとに水温が変わってくるのでシーズンにズレが生じてきます。例えば、春のハイシーズンは関東や関西ではGWまでには適水温に入り活性が上がりはじめることが多いですが、寒い東北や北陸では水温が低く梅雨ごろまでズレ込むことが多いです。また、夏場も寒い地域では、他の地域同様に活性は下がるものの比較的狙いやすい傾向があります。

メバルの釣れる時間帯

メバルは夜行性のため、活性の上がる時間帯は夜となります。朝マヅメ・夕マヅメも他の魚同様に活性は上がりやすいです。深夜帯は少し活性が落ちることも多いですが、この時間帯も十分に狙うことが出来ます。

昼間は難易度高め

昼間は障害物や海底にタイトに着いていることが多くなり、活性も低くなるためシビアな釣りになります。また目のいいメバルからルアーが見切られやすくなるので、リーダーの号数を落としたり、リアクションバイトを狙うといった工夫が必要になります。

メバルの釣れる時期・時間帯・場所を徹底解説 生態から釣れる条件を紐解くデイメバリングでキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・高木孝)

とはいえメバルの反応を見ながら釣りができることもあるなど夜釣りとは違った面白さもあります。

釣りやすい潮回り

潮の動きに敏感な魚で、潮が動くタイミングで活発に捕食を行うので、大潮、中潮あたりの潮が動く時間が比較的釣りやすいです。また、釣り場にもよりますが上げ潮と下げ潮では、どちらかといえばメバルの居着く堤防際やストラクチャーに、エサとなるプランクトンやベイトが滞留しやすい上げ潮のほうがメバリングには向いている印象です。

ただ、潮があまり動かない潮回りや、不向きなタイミングでもまったく捕食を行わないわけではありません。活発にはエサを追わない前提で、どのようにルアーを動かすか考えて、釣れる確率を少しでも上げましょう。

釣りやすい月回り

満月など光量の多い月周りは、狙い目となる明暗部の境界が曖昧になりルアーを通すコースが難しくなったり、オープンウォーターで釣れることが多くなったりと少し難易度が上がります。光量が少なく、ポイントを絞りやすい新月周りが釣りやすいと思います。

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