釣りをする至福の時間。ともすると、釣果だけを追いかけてしまい反省をしますが、その準備から潮や釣り場を季節で選び、狙い通りに釣れた時の嬉しさは、やめられない楽しさです。今回はボートでジギングを楽しむ著者が感じる、魚への愛着心について紹介したいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)
愛しい好敵手に感謝
例えば、同じハマチ狙いでも活きエサだと多少の駆け引きはありますが、こんなことはありません。ジグだけにこんな反応があるのかもしれません。追いかけるのはフローティングミノーにも出ますが、突っついたり、はたいたりはしないですから、ルアーでもジグだけかもしれません。ハマチは、愛すべき自然の中の好敵手で、魚にからかわれながら習性を学びます。そして、こんな動きをしてくる青物ジギングが、私のフィールドで展開されます。
ピッチジャークでジグの重さや動きから変化を感じ、それを止めた瞬間や、フォールをさせた時に追いかけてくる若造を喰わしたら、バカにされた分の借りを返し私の勝ちです。海に活性の出る潮を勉強させられます。魚にからかわれながら、その習性を学びますが、見にきて追うのはあっても、からかうのはそうはないでしょう。
ハマチが好きです。こんな特性のある魚が私の相手になってくれ、ニセモノのエサで釣れるだけでなく、釣り人を見透かしたようなやり取りをしてくれる釣りはやめられません。
海の自然と魚に感謝です。
<丸山明/TSURINEWSライター>