以前スプールエッジの傷について、応急処置術を紹介した。サンドペーパーを使って優しく均していき、最後にピカールで仕上げるという方法だ。しかし、これはあくまで比較的安価なリールに限られる。ハイエンドのリールの場合は、もう少し慎重な検討が必要だ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
応急処置には危険が伴う
その後、メバリングに出かけたところ、何なく魚を釣ることができた。ちょっとイトを寝かせすぎたこともあって、なんだかラインがしりしりするような感じがしたが、おそらくこれはスプールエッジの影響ではない。
実は以前スプールエッジの小傷の処置の仕方をこのTSURINEWSで書いたときに、私がつけたタイトルは「対応術」であったにもかかわらず、しれっと編集部に「応急処置術」と書き換えられたことがあった。スプールエッジを削るということは、やはりそれくらい褒められたことではないのだ。
特にハイエンドのリールの場合は、失敗したときのリスクが高い。実は新品のスプールというのは、時期によっては機種の入れ替えのタイミングと重なり購入できなくなったりするのだ。少しでも不安があるならば、ささっと新品交換してしまった方がいいだろう。
<井上海生/TSURINEWSライター>