みなさんは釣行後の釣具のメンテナンスはどのようにされていますか?今回のテーマのリールですが、僕は本体を水洗い後、スプールは5~10分水に浸けて塩抜きし、終了としています。正直、一番と言っていいほど重要なドラグメンテナンスはやっていませんでした。今回はそこに着目してメンテナンスをしてみましたので紹介したいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター多賀英二)
ドラグの重要性
よく、いいリールだ!と言われるもののキーワードに”ドラグ性能”はランクインすると思います。ヌルヌルと滑り出し、繊細な仕掛けや長時間にわたるライン放出に対応する性能など、これらはしっかりとしたドラグメンテナンスができている上で性能を発揮できると思います。魚をキャッチする確率を上げたい人は入念にドラグメンテナンスをしていきましょう。
用意するもの
今回用意したものは、パーツクリーナーとドラググリスとキッチンペーパーと爪楊枝とマイナスドライバーです。
マイナスドライバーは無くても、爪楊枝で代用できます。ティッシュだとペーパー汚れがつくので、キッチンペーパーや精密機械用のペーパーがオススメです。そしてドラググリスは、純正のものを使用しました。社外で良いものもあるみたいですが、値段が3倍くらいするのと、どんな感じかわからないので上級者向きだとおもいます。
ドラグノブの外し方
まずドラグノブを緩めて外します。次に抜け止めバネを外しますが、この時飛ばないように注意して外します。その後、組む時混乱しないように外した順番にキッチンペーパーに並べていきます。新品にかえず、洗浄して同じワッシャーを使う場合は、アタリがかわるので同じ「向き」に入れたほうがよいと思います。
パーツの洗浄方法
リールによって部品がかわってきますが、今回のようにフェルトワッシャーやカーボンワッシャーを使用している場合は、パーツクリーナーを吹きかけしっかり汚れを落としましょう。カップにパーツクリーナーを貯めて、その中に部品を入れて洗浄するのもオススメです。そして、隙間の汚れは爪楊枝を使用すると簡単に取れました。その後、拭き取り、各部品にグリスを適量つけ組み立てれば終わりです。
ここ注意
パーツクリーナーは、速乾性と遅乾性があるので速乾性をオススメします。グリスを塗布する時はパーツクリーナーが乾いている状態で行いましょう。フェルトを拭くときは、キッチンペーパーでトントンするとよいでしょう。
帰宅後の洗浄方法
使用後はドラグをしっかり締めて、常温水に逆さにしてプールに5?10分ほど浸けることをオススメします。ドラグを緩めてつけたり、お湯に浸けるとグリスが溶け出したり水が混入してドラグ性能を低下させる恐れがあります。
まとめ
やってみると思ったより簡単で、すり減ったフェルト汚れやカーボンワッシャーのゴミがあったので、半年に一度くらいはやるべきだと思いました。フェルトワッシャーのヘタリが気になったので次回メンテナンスするときは交換したいと思いました。タックルの小さな異変にも気付けるので、みなさんも挑戦してみてください。
<多賀英二/TSURINEWSライター>