東京湾船カワハギ釣りで30.5cm頭に29尾 魚へのアプローチ角度が重要?

東京湾船カワハギ釣りで30.5cm頭に29尾 魚へのアプローチ角度が重要?

東京湾のカワハギ釣りのメインポイントのひとつ竹岡沖で、今シーズンの釣果が好調だ。同ポイントを狙う船は、トップで連日30尾前後をマーク。ここ数年のなかでも類を見ない好釣果となっている。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・田中義博)

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当日最大の30.5cm浮上

クライマックスは、このあとに待っていた。潮変わりのタイミングで、水深25mのやや深場へ移動。荒井くんも「前回来たときも、ここのポイントはいい釣りができたんです」と楽しみな様子。

釣り始めこそ魚の活性もスローだったが、徐々に上げ潮の流れが入ってきた13時ごろから、潮先のミヨシ寄りを中心に本命が登場。

東京湾船カワハギ釣りで30.5cm頭に29尾 魚へのアプローチ角度が重要?集器の釣りでダブルも達成(提供:週刊つりニュース関東版 APC・田中義博)

この好機に、荒井くんは得意の集器の釣りへとチェンジ。集器に潮を受けさせ、ゆっくりと仕掛けを寝かせる。その傾きを立てるように聞き上げるなかで出るアタリを、コンスタントに掛けていく。その釣りっぷりは、隣で見ていても圧巻のひと言。数はもちろんのこと、30.5cmの尺ハギまでキャッチし、まさしく独壇場だった。

船中トップ29尾で好調

途中、私も集器を装着して真似をしてみたものの、海中での仕掛けのイメージがつかめず、2尾追釣しただけ。後半は自分のスタイルに戻して5尾追加し、14時に沖上がり。船中釣果は15~30.5cm1~29尾。竿頭は荒井くんが断トツ。私は17尾で次頭だが、荒井くんに圧倒された一日であった。

下船後、糟谷船長に今後の展望を聞くと「魚の気配はどこでも感じられましたが、今日は追いが悪かったですね。水温が下がってくれば、もっと魚も固まってくるでしょうし、釣りやすくなると思います」と締めくくってくれた。

ひとりでは答えを導くのがなかなか難しい状況でも、釣りの思考が近い者同士であれば、情報共有をしながらその都度の答え合わせを的確に導くことのできた今回の釣行。好調な今シーズンの竹岡沖であれば、カワハギ釣りの引き出しを増やす意味でもスキルアップのチャンスだ。

<週刊つりニュース関東版 APC・田中義博/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
弁天屋
出船場所:瀬戸橋
この記事は『週刊つりニュース関東版』2022年10月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。