カゴ釣り徹底入門 【仕掛け・タナの取り方・魚種別の釣り方を解説】

カゴ釣り徹底入門 【仕掛け・タナの取り方・魚種別の釣り方を解説】

仕掛けをコマセと同調しやすく効率的に魚が釣れ、様々な魚種を狙えるカゴ釣りは初心者にもおすすめの釣りです。今回は初心者向けに、仕掛けや釣り方、タナの取り方、釣れる魚種などカゴ釣りを始めるための基礎知識をご紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部 大高)

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海釣り 堤防釣り

目次

カゴ釣りの釣り方

ここまでくれば後は投げ込んで魚を釣るだけです。カゴ釣りの流れは次のようになります。

コマセをカゴに詰める

サビキの場合はこれだけですが、空針がある場合さしエサを一緒に付けます。

仕掛けを投入

前後左右、安全確認を行いゆっくり大きく振りかぶり仕掛けを投げます。力任せに全力で素早く投げると重さで竿が折れることもあるので注意が必要です。

コマセを出す

ウキが立ち上がったら、竿を振ってコマセをカゴから拡散させて魚を待ちます。

アワセ

ウキが沈んだり「パタンパタン」と倒れたりしたらアタリです。糸ふけを取って竿を上げアワセます。

やり取り・取り込み

魚が釣れていれば竿を大きく上げて巻き取ります。魚が大きい場合はリールのドラグを調整して糸が切れないようにします。

タナの取り方

タナとは、一般的に狙った魚がいる水深のことを言います。そしてタナを取るとは、ウキの沈む深さを調整するウキ止めを使って仕掛けを狙った深さに沈めて魚にアプローチを行うことです。

ウキ下の設定方法

正確なタナ取りをするためには、まずは釣りをする前に釣り場の水深を正確に測ります。ハリスを付けずウキと天秤のみの状態でキャストしてみて、ウキ下が長く天秤が着底し、道糸が緩んだ状態であればウキが立ちません。ウキ止めを調整しウキの立つギリギリのウキ下を測りましょう。

タナが測れたらハリスの長さを考慮しつつ狙いのタナに仕掛けが留まるようウキ止めを調整しましょう。例えばハリスが3mで底から1m付近を狙いたい場合は、測った水深丁度のウキ下からハリス分+底からの距離の4m浅い位置にウキ止めを設定します。また根掛かりの頻発するような釣り場では天秤等のロストを避けるため、サルカンに捨て糸とオモリを付けて測る方法もあります。

実際に釣りをしてみてアタリが無かったら、魚のいる層ではない可能性もあるので、タナを深くしたり浅くしたりして探りながら狙ってみましょう。

遠投して飛距離を出すには

遠投して遠くに投げれば釣れると言う訳ではありませんが、遠投できるとその分だけ探れる範囲が広がります。ここでは遠投して遠くに投げるコツをまとめます。

竿

遠投するには14~16号程度のオモリをキャストできる4~5号の強度が必要となります。

ライン

PEラインを使うといいでしょう。ナイロンラインは空気抵抗や摩擦抵抗が高いので遠投には向いていません。太さは3~4号のものを使用して、フルキャスト時に切れないよう対策します。

リール

PEラインで3~4号を200M巻けるスペックは必須です。番手では4000~5000番の物を使います。

ウキ

飛距離の出る羽根つきの遠投タイプを選びます。

カゴ

金属タイプのカゴかプラスチックのロケットタイプを選ぶと安定した飛距離になります。

投げ方は初速がとても重要になります。竿のしなりを最大件に利用して、反発を使い投げ込みます。投げる際は斜め45°上に投げると、キレイな放物線を描き飛びます。その際、仕掛けが飛ぶ方向に竿を向けてあげることでガイドにラインが擦れる抵抗を減らせてより飛距離が増します。

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