釣り人的ハイボール相性抜群レシピ:タチウオの燻製 定番レシピも紹介

釣り人的ハイボール相性抜群レシピ:タチウオの燻製 定番レシピも紹介

うろこがないこともあって下処理が圧倒的にラクなタチウオ。その上品な白身は、色々な料理との相性が抜群です。そんなタチウオ、今回試しに燻製にしてみたのですが、これが予想外?に絶品!定番レシピとあわせて紹介したいと思います。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

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尾崎大祐

埼玉県在住。二児のパパで趣味はサラリーマン。釣りをはじめとした食材採取に全精力を注いでいます。

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まずはスケジュール管理

燻製を食するのは釣行翌日の夕方と定め、まずはスケジュールをたてます。作ったことがない方でも何となくお気づきだと思いますが、燻製作り、手間自体はそうでもないのですが、結構な時間がかかってしまう所が玉に瑕。

特に「干す」「燻す」時間は数時間に及ぶので、スケジューリングはしっかりしておきたい所です。

タチウオの燻製作り

釣行から帰宅し、とりあえず当日食べる分と燻製に使う分の下処理(4匹分)をササッと終わらせます。時間は夕方5時。すかさずタチウオ2匹分の「Bの部位」をザルにのせ、軽く塩を振って冷蔵庫へ。

ここまで終わらせれば、あとは至福のキッチンドリンカー状態?にて、炙り刺しや塩焼き、から揚げ等、ゆっくり晩御飯の準備。

そして夜9時、この日最後の仕事として、冷蔵庫内で乾燥中の「Bの部位」を、キッチンペーパーにて軽く拭き……力尽きて就寝。沖釣りの朝は早く、この時点でもう20時間以上起きていたので、ぐったりでした。

翌朝5時、スッキリ目覚めた所で冷蔵庫から「一夜干し」にしたタチウオを取り出し、たっぷり黒コショウを振りかけて燻製器へ。2~3時間で燃え尽きるスモークウッド(今回はヒッコリーを選択)に火をつけ、再度放置。この間、昨日やり残したタチウオ(残り20匹)の下処理を行います。

釣り人的ハイボール相性抜群レシピ:タチウオの燻製 定番レシピも紹介燻製作りは放置時間が結構長いです(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

下処理が全て完了した時間は8時。スモークウッドはほぼ燃え尽きていたようで、燻製器からの煙は勢いを失っていました。コーヒー1杯飲んで、少しくつろいだ所で飴色になったタチウオを取り出し冷蔵庫へ。菌が増殖しやすいとされる35~40度付近を一気に通過させてやります。ちなみに、スモークしている時の温度は60度程度でした。

箇条書きにて整理すると、

・「Bの部位」を3枚におろし、身の部分に軽く塩を振って冷蔵庫へ。
・4時間後、浮き出た水分をキッチンペーパーで拭きとる。
・更に8時間(全12時間)後、黒コショウを振りかけて燻製器へ。
・お好みのスモークウッドにて2時間燻す(約60度)。
・取り出して冷蔵庫で冷やし、荒熱取って完成!

簡単に言うと「一夜干しの延長」のような作り方、ですね。干す時間により食感が変化するので、色々変えてみても面白いと思います。(3~24時間)

ハイボールにぴったり!

できあがったタチウオの燻製は、冷蔵庫に入れておけば1週間程度は美味しく食べられます。少し多めに作っても良いですし、他の食材もあわせて燻製にしても良いかもしれません。

そして気になる食味は、火を通すとふわふわになるイメージのタチウオが、驚くほど身がしまり、脂ののりや旨味がしっかり凝縮されていました。無論、ヒッコリーの風味とも相性抜群。これはハイボールにぴったりですね!

次のページでタチウオの定番料理を一挙紹介!