年明け早々、境水道へシーバスゲームに出かけた。1人で50尾前後の釣果をあげたという話も聞くほど絶好調の同エリアでの釣行。はたして結果は?
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・落合浩大)
境水道でシーバスゲーム
新年早々、今年も新春「境水道」シーバスゲームへと行ってきた。山陰地方は年末に大雪になり、高速道路の通行止めや吹雪などで心配していたのだが、年明けには雪も落ち着き、釣りに出掛ける体制は整った。
車の運転に細心の注意を払い境水道へ。ここ境水道は毎年12月~1月にかけて、シーバスが宍道湖や中海から産卵のために、日本海へ出ていくと言われており、その通り道になっているのだ。産卵前の個体、産卵後の個体、産卵には行かずベイトに居付く個体など、タイミングさえ合えば物凄い数が釣れるのがこの時期の境水道エリア。
このエリアの近況は、12月半ばぐらいにフィーバーが始まった模様。もはやイケス状態になっていたらしく、1人で50尾前後の釣果を叩き出したアングラーもいたとの情報も入ってきており、いやが上にも期待が高まる。
当日の状況
釣行当日は強風が吹き荒れ、釣りができるポイントが限られていたため、風裏のポイントへエントリー。ポイント到着後、早速ウェーダーを着込み準備完了。時刻は午前6時半。まだまだ真っ暗で周りの状況が分からない。夜明けまで暖かいコーヒーを飲んで暖をとる。個人的にコーヒーが一番美味しいと感じる時だ。
そうこうしていると、徐々に明るくなってきて周りの状況も分かるように。目視出来るベイトは皆無だが、流心には鳥がおり、時折水中へ突っ込んだりしているのでベイトは居る感じだ。流れは下げ潮がかなり効いており、結構な速さの流れになっている。
開始後1時間は無反応
まずは、バイブレーションでスタート。ストップ&ゴーやリフト&フォールなどで誘うが反応はない。バイブに反応がないため、ブレードや鉄板で探るも無反応。ここまで開始後1時間は全くの無反応。
そこでスロー用のメタルジグに変更。ジグを流心までフルキャスト。一旦ボトムをとる。着底から3~4回ワンピッチで誘い、最後にロングジャークを一発入れてそのフォールで誘う。
使用タックル
ロッド:シーバスロッド9.6ft
リール:シマノスピニングリール3000番
ライン:PE1ライン号
リーダー:ナイロン20lb
ヒットルアー:メジャークラフト ジグパラ スロー30g ライブベイトカラー
※このジグ一つで釣りました。
メタルジグで45cmシーバス
すると答えはすぐに返ってきた。フォール中にコンコン!とアタリ。すぐにフッキングを入れる。するとググッと魚が抵抗する。感じ的に、サイズは小さそうだが、1尾目はやはり嬉しい。慎重にやり取りして上げてきたのは、45cmぐらいの可愛いシーバス。きれいな銀ピカシーバスだ。魚をストリンガーへ繋ぎ、2匹目を狙いすぐにキャスト。コンコン!とすぐにアタり。やはり流心付近でのヒット。狙い方も、先ほどと同様ボトムから3~4回ワンピッチで誘い、最後にロングジャークを入れて、流れに乗せてドリフトさせながらのテンションフォールのパターン。
同様の釣り方で連発
この誘い方でしばらく連発。面白いように魚が釣れる。これがこの時期の境水道の真骨頂。途中、シーバスが吐き出したベイトを確認すると、7~8cm前後のカタクチイワシ。沖では鳥山もできており、かなりの数のカタクチが入っているのが分かる。今がチャンスとばかりに、ノンストップでジグを投げ続け、20本前後釣ったどころで、徐々に魚からの反応もなくなっていきストップフッィシング。