今さら聞けないメバリングのキホン:最適なリール「番手」と「ギア比」

今さら聞けないメバリングのキホン:最適なリール「番手」と「ギア比」

メバリングにおいてリールは2000番台が適切である。ギア比はノーマルが基本。その他メバリングにおけるリーリングなどについて、番手選びの理由などから紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ジグ単リーリング

リールとラインシステムが決まったら、実釣だ。リーリング、リール操作。メバリングで一の手となるのは、90%ジグ単である。ジグヘッド+1.5inch級ワーム。これは、表層(ナイトメバルのつく水深は表層か表中層)ただ巻きでいい。1g程度のジグヘッドに、3秒に1回転くらいのリーリングでいく。慣れてきたらもう少し軽くしてもっとスローに巻きたい。

さらに軽量リグ、たとえば0.4gのジグヘッドをただ水面付近に漂わせるだけという、表層レンジキープという技も習得したい。これはリーリングはほぼなく、着水させたらラインスラックだけ取って、テンションを保ち、あとは振り子の要領でこちらに戻ってくるラインのスラックをまた少しずつ取るだけ。リーリングはほぼ「しない」か、ラインスラックを取るだけの作業となる。

またリトリーブ(巻き)、レンジキープの釣りのどちらにも言えることだが、メバリングにおいて「アクション」は不要である。ちょんちょん、とアジングなどやっている人はサオ先を上下させてしまいがちだが、メバルはこれを極端に嫌う。禁物である。

今さら聞けないメバリングのキホン:最適なリール「番手」と「ギア比」あくまでもノーアクションのリーリングで(提供:WEBライター・井上海生)

プラッギングにおけるリーリング

プラッギングゲームでは、潜行レンジに合わせた等速巻きが基本となる。たとえば、水深40cm程度を引いてくるミノーならば、もう、そのまま巻いて使う。大事なのは、リーリングにおいて、必ず等速巻きをすること。一回投げて巻いてくる途中で、リーリングの速度に変化をつけてはいけない。メバルの追尾がそこで止まってしまう。アタリがあっても、リーリング速度を落とさない。止めたりスローにすると、そこで見切られる。

またフローティングのプラグは、一切リーリングをしない。最初に投入してラインスラックをとり、張らず緩めずの状態にしたら、あとはバイトを待つだけ。じっと水面に止まっている「それ」をプランクトンの塊と思ったメバルが口を使うので、動かす必要はない。あるいは、2分くらい待って「とろっ」とサオ先の操作で動かしたときにバイトがきたりする。

今さら聞けないメバリングのキホン:最適なリール「番手」と「ギア比」プラグのリーリングはそれぞれの特徴に合わせて(提供:WEBライター・井上海生)

適切なリール選びとリーリングを

メバリングは、特に序盤は巻きの釣りが基本となるので、リール選び、そしてリーリングは非常に重要である。タックルに合わせて適切な番手を選び、必ず等速巻きを意識しよう。ちなみに等速巻きも「遅め」「普通」「速め」と使い分け、リグを多段階的にメバルに見せることで、場所を動かなくても釣れ続ける。

<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>