ベイトリールは「ギア比」別でラインナップが多く、どれを選べば良いか迷ってしまうことも。今回は、使用するルアーごとに適切なギア比を紹介しましょう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・川上克利)
ベイトリールの「ギア比」
現在各メーカーからリリースされているリールのギア比は【5.5~8.1】のラインナップが多いです。基本的には、このギア比の幅でどの釣りもカバーできるという事でもあります。しかしながら、ギア比別にラインナップは数多く、ギア比10を超える超高ギア比のモデルまで存在します。
今回は、使用する「ルアータイプ」から適したベイトリールのギア比を考えてみましょう。
クランクベイトに適したギア比
クランクベイトは基本的にはギア比の低いリールが扱い易いとされていますが、この点は個人差が非常に多く、感じ方によってはギア比が高い方が良いとする方もいます。
筆者個人が扱い易いと感じるギア比は、低めの5.5です。高いギア比のリールでもクランクベイトを扱ったことがありますが、扱い易いと感じたのはギア比の低いリールでした。
ラバージグに適したギア比
ラバージグのような打つシチュエーションが多くなるようなルアーでしたら、ギア比の高いリールがオススメです。打ちの釣りではキャスト数が多くなり、その分手返しも求められるので、ルアー回収の速い高ギア比のリールがオススメです。
ミノー・巻物ワームに適したギア比
ミノーやワーム類は種類が非常に多く、早く巻いた方が良いアクションをするルアーもあれば、ゆっくり巻かないと威力を発揮しないルアーもあります。その為使用するルアーが絞り切れていない場合は、ノーマルの6.2のギア比を選ぶのが良いでしょう。
速いピッチでルアーを巻くシチュエーションが多い様だったら少し高めのギア比でも良いですが、ゆっくり巻きたいルアーを巻く時はギア比の低いリールの方が断然巻き易いので、自分の使うルアーを考慮して決めましょう。
フロッグ・カバー打ちに適したギア比
フロッグでの釣りやカバー打ちの釣りでは、ギア比の高いリールが扱い易いです。ギア比が高いリールを使うことで、手返しが良くなるだけでなく、ラインスラッグの回収スピードも速くなります。実際にギア比の高いリールと低いリールを使い分けてみると、その使いやすさには雲泥の差がありギア比の高いリールに分があると感じます。
さらに魚を掛けてからも、ギア比が高いと魚を寄せるのが早く、魚にカバーやストラクチャーへ巻かせることを防げる上にラインテンションのキープにも繋がる為キャッチ率に大きな差が出ます。