手軽にできるちょい投げは竿やリール、テンビンなど、アイテム自体はそう多くはありません。今回はそんな「ちょい投げタックル」のメンテ法を紹介しましょう。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)
ちょい投げアイテムのメンテ
ちょい投げでよく狙うターゲット言えば、夏場にはキスやハゼ、秋はカレイ、年間を通じて狙えるアナゴなどいわば、ターゲットをかえればオフシーズンはありません。また、竿やリールも専用のタックルはほとんどなく、シーバスロッドなど転用するタックルが多いですね。
釣行後に清掃などを行っている人もいると思いますが、オフシーズンがなく年中使い続けていると、どのタイミングでメンテンナスを行えば良いのか考えながら、ついつい先延ばしにしてしまうことも多いはず。そこで、メンテのタイミングとして、年末年始の休みをメンテのタイミングととらえると、毎年、同じタイミングで釣り具やアイテムの整備、整理ができると思います。
ちょい投げに使用するアイテムとしては、竿やリール、道糸、先糸(リーダー)、テンビン、ハリ、ハリス、三脚などです。ターゲットによってテンビンやハリなどの種類はかわりますが、アイテム自体は少ないのが特徴です。そこで、少ないアイテムの整備と合わせて仕掛け類など小物の整理も行っておきましょう。
竿のメンテ
竿はどんな釣りでもそうですが、海水での使用の場合は塩や汚れの付着が多くなります。
歯ブラシで汚れ落とし
特に気を付けて見たいのが、竿の継ぎ目とガイド部分、そしてリールシート部分やグリップです。筆者の場合、まずお風呂に持ち込んで温水シャワーをかけながら、100均で購入したブラシで汚れを落とします。温水シャワーを使うのは、塩分や汚れを落としやすいからです。
釣りをしていると、道糸を巻き取る際などに、どうしても海中に浮遊する汚れが道糸に付き、それがガイドの脚と竿の隙間にこびり付くことが多くなります。これを放置しておくと、ガイドの錆が出やすくなったりします。筆者はシャワーをかけながら、歯ブラシで軽くこすって汚れを落とします。
虫エサなどを使用すると、虫エサを購入した際についてくるバーミキュライトや、釣りの際に使用する石粉などがグリップ部分に付いてしまうことが多くなりますので、ブラシなどでよくこすって落としておきましょう。
水洗い後は陰干し
すべて洗い終わったら、振出竿なら尻栓を抜いたまま、並継竿はそのままで陰干しにします。早く乾かしたい場合は、乾いたタオルで水気を拭き取ってから乾かします。
乾いたら、釣具店などで売っている、竿の表面用の保護材を塗布します。これで竿の表面はツルツルになり、振出竿なら非常にスムーズに竿を出すことができます。また、保護材を塗ることで釣行時に付着した汚れや塩分も落としやすくなりますので、日頃のメンテナンスも大切ですね。