12月3日と5日の2日間、潮が強く流れる明石沖へ青物狙いのジギング釣行。「この潮ならば」と狙って出かけ、快調となった釣行の模様をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丸山明)
明石沖でボートジギング
昨年一番悔しかった釣りは、11月15日に明石沖カンタマ付近のポイントでの青物狙いのジギングです。水深50mのボトム付近で食わしたものの、どうにも底を離れない大物に苦戦。やっとの思いで浮かしてきたけれど、4kt近くで流れるボートとともに30mへのカケアガリの途中で磯に引っ掛け、無念のラインブレイクとなりました。その後はハマチサイズでしたが、テンポよくアタリがあり、活性の高い日でした。これが、旧暦の10月19日、本年に当てはめると12月3日です。
この悔しさで、翌々日の11月17日に狙いましたが、この日もブリは不発ながら、メジロにハマチと活性の高い海でした。
過去データから釣行日を決定
「海で沖釣りに行けば、魚は至るところにたくさんいて、いつでも池のコイのようにエサを食べる。釣れないことが不思議だ」と、長年家族は思っていて、潮をなんとなく理解させるまでに随分かかりました。海釣りで釣果を握るのは「潮の具合」。
昨年の同日の旧暦を本年の新暦に変換すると、同じ潮の日は、12月3日と12月5日です。何が何でもリベンジしたい、いい潮の日です。今回わからないなりにわかったつもりで、1年越しの旧暦同日を狙ってみたところ、たまたま快釣の日が訪れました。
フォールで68cmメジロ
12月3日は、天気予報は朝から強風の予測が、昼から5m/sに好転したので、夜明け前の未だ暗い6時に明石沖へ出航。朝日のきれいなカンタマ付近は、風も弱く絶好の青物ジギング日和で、1年待った潮です。
7時釣り開始。水深60mから水深30mへのカケアガリを狙い、2~3ktと増速する潮に乗せてボートを流すこと3回目、ジグをからかうように触ってきますが、フッキングできず。再度、ボトムへ落とし1回目のジャークでゴツン!
フォールで触っていたのでしょう。メジロの強い引きです。ラインはPEライン2号にリーダーは10号のロッドで、ブリまで上げられます。ジグは、160gのシルバーのナチュラルカラー。セルフランディングの玉網には、68cmの太ったメジロでした。
強風で無念の早上がり
海の中は活性があるようで、ジグを触ったり持ち上げたりと賑やかで、次はレギュラーサイズのハマチ。こんな感じのテンポのいい反応がある時は、かなり期待が持てる日です。
と、にこやかな顔にいきなり南風。8時半、風が早まったようで、4~5m/sどころかとんでもない、7~8m/sはあるような強さです。潮と逆になる風なので、船位を保つにも容易でなく、潮の流れと風でボトムが取りにくく、当然ジグの動きもシャープでなくなります。また帰路は向かいの西風でしょうから、後ろ髪を引かれる思いながら早々の9時に退散沖上がりです。風波にはかないません。それでも、朝の僅かな時間でメジロにハマチ、アタリも多く活性の高い日を感じました。