SLJ(スーパーライトジギング)でハタ類に青物など多彩釣果【三重・南伊勢】

SLJ(スーパーライトジギング)でハタ類に青物など多彩釣果【三重・南伊勢】

パーカー越しに感じる朝の涼しい風にようやく秋を感じられる今日このごろ。数多あるターゲットのベストシーズンとなる秋は、ついつい目移りしてしまうほど魅力的な釣りが盛りだくさんだ。そこで今回は「いろんな魚を狙って釣る」そんな要望をかなえるべく、三重県・南伊勢町方座浦の遊漁船で秋のSLJを楽しむことにした

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)

アバター画像 TSURINEWS編集部

オフショア ソルトルアー

方座浦で秋のSLJ

今回使用したタックルはロッドがスミスオフショアスティックHSJ-SSL64/L、リールはルビアスエアリティLT4000CXH、メインラインはよつあみボーンラッシュ1号、リーダーがシーガーグランドマックスFX5号だ。

釣行日は10月19日。午前6時前の薄暗い時間に出船。最初に向かうのは30mラインの岩礁帯だ。使用するのはビートのベビージグレイ30gのピンクゴールド。アシストフックはテーリングのしにくい硬めのアシストラインのものを使う。

SLJ(スーパーライトジギング)でハタ類に青物など多彩釣果【三重・南伊勢】珍しいユカタハタ(提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)

開始早々、着底と同時にバイト。上げてくると30cmほどのアカハタだ。サイズはアレだが、幸先の良いスタートだ。次は着底からワンピッチで3回ほどシャクったところでガツンとバイト。上げてくると赤い魚体がチラリ。アカハタかなと思い上げてみると、まさかのユカタハタだった。

 

40cm超えアカハタ

その後も30cm前後のアカハタは連発すれど、なかなかキープサイズが現れない。そこで次は少し移動して10m前後のシャロー帯でやってみることにした。シャローということもあり、キャストで幅広く探る。

アクションは着底からのワンピッチで5~10回ほどシャクってフォールの繰り返しだ。移動後、わずか3投目でゴンッと強烈なバイトが襲う。フッキングを入れるとジィィイイッとラインが出される。すぐさまドラグを締めて強引に根から引きはがす。5mほど浮かせたところでようやく突っ込みの勢いが緩み、何とか根ズレを回避できた。

SLJ(スーパーライトジギング)でハタ類に青物など多彩釣果【三重・南伊勢】良型アカハタ浮上(提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)

ゆっくりと上がってきたのは40cmオーバーのアカハタだった。このサイズにもなれば、オオモンハタをも凌駕(りょうが)するトルクフルな引きで楽しむことができた。

ハマチも登場

11時ごろに船長からの提案で、深場の80mラインを攻めてみることになった。夏時期は流れの速い潮があるせいで200gはないと攻められないポイントだそうで、これからの時期にしか楽しめないポイントらしい。船長はDSLJ(ディープスーパライトジギング)と呼ぶらしく、まだまだ開拓の余地のある釣りだという。

使用するジグはビートのカエリ60g。青物の反応もあるようなのでハイピッチで攻めてみる。着底からワンピッチで5シャクり、さらにワンピッチで10~15回ほどシャクり上げる。そこから再びスローテンポのワンピッチで食わせの間を作ってやるとガガン!と青物がヒット。

SLJ(スーパーライトジギング)でハタ類に青物など多彩釣果【三重・南伊勢】深場でヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)

ジィィイイッとSLJならではの小気味いいドラグ音に癒やされながらファイトを楽しむ。上がってきたのは50cmほどのハマチだった。

その後も船内ではアマダイやウッカリカサゴ、ブリなどバリエーション豊かな魚が釣れ続ける。そして午後1時に納竿。一般的にSLJとしては終盤に差しかかる時期だが、やはり三重の豊かな海ではまだまだシーズン真っただ中のようだ。

<週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
出船場所:南伊勢町方座浦
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年11月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。