10月21日(月)と22日(火)の二日間、新潟県を流れる荒川でおこなわれたサケ有効利用調査に参加してきた。今回の実釣調査では、ポイント選択が当たり、本命を釣り上げることができた。二日間の実釣調査の様子をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版・平賀精一)
荒川でサケ有効利用調査
この調査へは事前の申し込みが必要で、今回は宿泊パックに申し込んだ。8月1日~21日必着で、ハガキでの申し込みだった。
宿泊パックとは、10月18日~11月8日までのサケのソ上としては少し早い時期となるが、宿と調査参加がセットになっているもの。
通常一日の調査参加料は7000円だが、宿泊パックは一日6000円となる特典もある。当選通知があったら参加料を振り込み、宿泊料金は当日宿に支払うスタイルとなる。
受け付け開始
6時30分から受け付け開始。まずは来た順番にグループ単位(1人参加もあり)で抽選をおこない、受け付けの順番を決める。この順番がスタート順となるのだが、代表で内田さんが抽選をすると2番の札を引いた。注意事項が説明され、受け付けスタート。1番の札は引かれず、私たちが実際の1番だった。
調査が開始されてから三日間の釣果情報で、必ず釣れているポイントがあった。「早いスタートならそこに行こう」と皆で決めていた。
調査区間の6.8kmのポイントを数字の1~18で割り当てられているのだが、1番のポイントが三日間とも釣れていたのだ。当然私たちは1番のポイントへ向かう。
サケ有効利用調査一日目の状況
準備を整えて、調査開始可能時間の7時を待った。この日は朝からものすごい爆風で、釣りを開始するがなかなか思うように釣りができない。竿を持っているだけでも大変な状態だ。
釣り歩いていると川底が白くなっている産卵床を発見。川面をよく見ると、何やら魚体らしき影がある。いろいろと流し変えてみるが食わない。
近くにいた同行者に声をかけ、付近に同じような産卵床があったのでそこを攻めてもらうと数投後に竿が絞られていた。「きたー」。
小室さんは昨年挑戦を始めたが。オデコに終わっていた。今年は初釣行で掛けた。68cmシロサケのメスを手に嬉しそう。見ていた私も嬉しかった。
ただメスは持ち帰ることはできない。紐を結んで、活かして漁協に回収してもらうことになる。
筆者に70cmシロサケ
掛けた時の話を聞くと、食紅で染めたイカソーメンとサンマの切り身を合わせて付けていたと言う。
私にもイカを分けてくれて、試した2投目に目印があらぬ方向へ動いた。アワセを入れ竿に重みを感じるとともに、竿が絞り込まれた。「きましたー!」。イカソーメン効果(笑)?釣り上げたのは70cmのオス。
ほかの同行者にも釣らせてあげようと釣果報告とともにポイントへ呼ぶが、離れていて戻って来るのに少し時間がかかる様子。
待っている間、2人で仕掛けを流していると瀬脇で目印が止まった。すかさずアワせるとまた竿が絞り込まれた。「きちゃいましたー(汗)」取り込んだのは67cmのメス。
それからしばらくして同行者が到着したが、この日サケを釣り上げることはなかった。