ボート競争必死のポイントを避け空いていた中島岬へと着舟した吉田。モジリもあり雰囲気はよかったが、なぜかアタリは出ず時間だけがすぎてゆく。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
のんびり魚探し
二日前に52cmがダムサイトブイ横公園対岸側で出たとの情報で、大半がボート桟橋右側(ダムサイト側)のボートを確保するなか、非力エレキの吉田は桟橋中央に係留されていた10ft艇に乗り込み出舟時間を待つ。
5時30分、ダムサイト方向へ向けてエレキをフルスロットル。一方の吉田はダムサイトとは反対の中島方面へ。
岸寄りを進みながら湖面を見つめていると、中島岬先端付近でおそらく大型とおぼしきモジリが数発あった。後続艇がいないことを確認し、同岬先端をいったん通り過ぎる。衛士橋の手前まで舟を進めモジリの有無や、モジったあとに出る泡跡などがないかなどを丹念に見て回る。
「のんびり魚探しができていいですね。ボートレースに参戦しているとモジリなど見ている余裕などないですしね」
そうなんだよ。それに昨日釣れたポイントで今日釣れるとは限らない。かえって吉田のようにゆっくり出舟して空いている所で竿を出した人が釣れたりするからね。
「でもやはり衛士橋方面はモジリないですね。さっきモジリがあった中島先端でやりましょう」
中島先端に入釣
岬先端にある太い木の幹に頭を縛りトンネル北向きに着舟。記者は吉田の右側に入りバサー対策を講じる。
岬先端のメリットはどっちの風が吹いてもウキが流されにくいことだがデメリットもある。とくに下流から上流に向かって岸際をバサーが進んでくると死角になるため、吉田の存在に気づかずウキのすぐ近くを通られてしまうのだ。上流側からだと遠くから吉田が見えるので離れて通ってくれる。そのため下流側からエレキ音や話し声が聞こえたら「釣りをしてますよー」とこちらからバサーに向かってひと声かけなければならない。
「今回は関口さんが人柱になってくれるので助かりました!」
吉田のためなら何でもやりますよ。いえ、やらせていただきます(笑)。
15尺竿を継ぎマッシュ系両ダンゴの宙釣りでエサ打ち開始。タナは2本からスタート。
先にヘラを掛けたのは人柱を買ってでた記者。竿14尺タナ2本で40cmにも満たない肩張り美ベラが遊んでくれた。
時刻は7時すぎ。これを機にこれまで沈黙していた吉田のウキも動きだすだろう。吉田もそう感じたはずだが、記者も含めその後は一向に音沙汰なしになってしまう。
「弱い触りはずっと出てるのですが決めアタリがありません。ヘラではないのでしょうか?」
40cm前半を2枚手中
エサを替えたりタナを替えたりと忙しく動く吉田。しかしアタリにはつなげられず、とうとう正午すぎになってしまった。
ポイント移動も視野に入ってきたが、ずっと続いている触りの正体だけでも暴きたい。
「今日はここで最後まで粘ります。ほかにいい所があるとも思えませんし」
というのもダムサイトに向かった面々からは、1人を除き撃沈の報しか届いていなかった。その1人というのが朝の開始早々にヒットし、それが50・5cmだったそうだ。
うらやんだところで仕方がない。移動しないと決めたなら、ここでエサ打ちを続けるほかはないのだから。
そんな吉田にも遅ればせながらチャンスが回ってきたのが何と13時20分すぎ。数回の竿替え、それにタナ変更を経て結局15尺に戻した数投でヒットしてきた44cm。さらに14時15分にも40cm弱。サイズこそ小さいながらヘラっ気が出てきたことは確か。これなら夕方のチャンスタイムに何か起きるかもしれない。
ところがこの2枚を最後に再びウキは沈黙。桟橋帰着ギリギリまで粘ったものの動きは復活することなく納竿となった。
まだ明日があるさ!
次回も「泣きのリベンジin片倉ダム」です。
<週刊へらニュース編集部・関口/TSURINEWS編>
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