人気上昇中のオフショアキャスティングゲーム。GTやマグロなどを狙う沖の大物釣りだ。入門ハードルが高いイメージがあるが、コスパ最強のタックルが大型魚キャッチの可能性を広げてくれるらしい。『なおちん』こと井上直美さんが1日でGTとマグロをキャッチした模様を交えて、大注目のリール『STEALZ(ステルス)』にフォーカスしてみよう。
(アイキャッチ画像提供:井上直美)
人気上昇中の大物釣り
「大物釣り」を一言で説明すると、大型魚を狙う釣り全般のことだ。中でも近年人気上昇中なのが、船から海上でマグロやGTなどを狙うオフショア(沖)の大物釣り。
上昇傾向の日本近海の海水温などの影響で、大型魚が今までよりも近海を回遊する確率がアップ。結果、近場で大型魚が狙いやすくなっていることも人気の要因の一つだろう。
釣り方は色々
狙う魚種によっても釣り方は様々だが、沖の大物釣で代表的な釣り方は活きた魚を使った泳がせ釣り、メタルジグを使ったジギング、プラグを投げて表層を狙うキャスティングの3種だろう。
タックルがゴツくて高価
いずれの釣り方の道具も、ぶっちゃけ「ゴツい」。もう少し丁寧に言えば、サイズも大きいし、重量も重いし、懐への負担も侮れない。
入門する釣り人を選ぶ釣りモノとも言えるが、これはひと昔前の話。タックルの進化のおかげで入門障壁はかなり低くなったのだ。
リールに注目
タックルの中でも最も高価な道具がリールだろう。大物釣り用の大型リールが目覚ましい進化を遂げている。「サイズは小さく、重量は軽く、価格は低く」なったのに、【性能はむしろアップ】しているというのだ。
マグロやGTを狙うオフショアキャスティングで大人気の、tailwalk(テイルウォーク)のスピニングリール『STEALZ(ステルス)』に注目してみよう。
『STEALZ(ステルス)』
『STEALZ(ステルス)』はエイテック社のルアーフィッシングブランドであるtailwalk(テイルウォーク)が開発販売するスピニングリールだ。
公式HPを覗いてみると、「質実剛健」「剛性」「耐性」「汎用性」といった言葉が並んでいる。6000番、8000番、14000番と3モデルが展開されている。
大物釣り経験者ならこれだけである程度イメージができるのかもしれないが、未経験者からするとちょっと漠然としていてわかりづらいかもしれない。
大物釣りを身近にするリール
大物釣り未経験者でも理解しやすい様に言い換えると、次の3つの特徴に集約される。「軽いのに強い」「上位機種顔負けの性能」「圧倒的なコストパフォーマンス」。それぞれのポイントを具体的に説明していこう。
特徴1:軽いのに強い
まずは重さ(自重)だが、最も汎用性が高い『STEALZ(ステルス)8000』で535g。
エイテック以外の大手総合釣具メーカー2社が販売する大物釣り用エントリーモデルに位置するスピニングリールの重量を調べてみると、630~640g程度だった。実に約100gも軽いのだ。1日中ルアーを投げ続けるオフショアキャスティングの釣りにおいて、この差はとても大きい。
アルミニウムボディ&ローター
この軽さを実現したのが、アルミニウム素材のボディとローターだ。ただ軽いだけではない。軽いのに剛性に優れているのが、アルミニウム素材の特徴だ。これによって、「軽くて強い」を実現した。
特徴2:上位機種顔負けのギア類
外側が強いのは分かったが、肝心の内部ギア類はどうだろう。ドライブシャフト、ドライブギア、ピニオンギアと、特に負荷がかかるパーツには高剛性ステンレス素材が使用されている。
正直、エントリーモデルに搭載される代物ではない。上位機種顔負けだ。この高剛性ステンレス素材によって、大型魚と安定したやり取り(巻き上げ)をすることができるほか、高い耐久性が実現されている。
特徴3:圧倒的な価格
こうなってくると、釣り人としては当然価格が気になる。「特徴1」でも比較した、他社のエントリーモデルを再び調べてみると、公式HP上では40,000~44,000円と4万円超えの価格が表示されている。
10万円を超えるハイエンドモデルと比較すると高くはない。ただ、これからタックル一式を揃える入門者からすればやはり高いし、他の沖釣りモノの入門モデルと比較してもしっかり高いのが事実だ。
コスパ最強
一方、『STEALZ(ステルス)8000』は公式HP記載の価格で2万5千円。アマゾンなどでの実売価格は2万3千円と、圧倒的な低価格を実現。しっかり使えて低価格、コストパフォーマンス抜群のスピニングリールとなっている。
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