沼津周辺で投げキス釣り
本当は釣れている情報のある茅ケ崎海岸へ行きたかったのだが、前日にライブカメラを見てみると、波が2段、3段と押し寄せていて、とても釣りができる状態ではない。そこで、ウネリが入らない奥まった場所を求めて箱根越え。
8時に現地到着。まずは、一番湾奥にある島郷海岸をのぞいてみると、予想どおりウネリはまったく入っていなく、ベタナギの様子。さっそく浜に降りて準備を進める。
当日のタックルは、竿が振り出しの27-405、リールは中型投げ専用リールの組み合わせ。ミチイトはPEライン0.8号で、L型固定天ビン25号をセット。仕掛けはハリ6号の5本バリで、エサはジャリメを使用した。
我入道海岸へ移動
第1投を2色のチョイ投げで波打ち際まで探ってみるものの、アタリはない。2投目は、もっと近くのオモリが見える距離まで探るが、やはりアタリなし。その後、1時間ほど遠近含めて探るが、フグにハリを取られただけで、魚は釣れず。この場所は遠投するポイントではなく、近場に魚がいないと釣りにならないので場所移動。
向かった先は、牛臥山を回り込んだ我入道海岸。例年ならば、10月初旬からピンギスの釣果が聞かれる場所だ。ここにはウネリが入ってきていて、いつもならば湖のような海面に波が立っている。波口の釣りは厳しそうだが、狩野川の河口に近い通称「グランド下」に釣り座を設置。9時をまわっていたので、急いで準備して再開する。
第1投は3色に投入。ゆっくり探ってみると、2色でプルルルルーとアタリがあり、ピンギスが釣れた。ウネリの影響で、魚は少し沖に出ているようだ。
その後、アタリがあった2色を中心に探ると、ポッポツとピンギスのアタリがあり、1投1尾のペース。アタリがあったら仕掛けをステイさせるようにすると、ようやく2連、3連で釣れ始めた。
ピンギス15尾キャッチ
ウネリは時間とともに収まっていき、釣りやすくなってきたが、ピンギスをこれ以上釣ってもおもしろくないので、正午のチャイムを合図に納竿。釣果は8~12cmピンギス15尾。ハリを飲んでしまった4尾をキープし、あとはリリースした。
ここはいきなり中型以上の群れが入り込み、びっくりするような釣れ方をしたこともある場所。小さな浜なので、足で稼ぐ釣りをすると釣果に恵まれるだろう。
実績は、グランド下と牛臥山下付近の両サイドが比較的安定している。晴天が続けば、年内はピンギスが楽しませてくれると思う。
<週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎/TSURINEWS編>
我入道海岸
この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年10月27日号に掲載された記事を再編集したものになります。