三重県伊勢市神社港の如意丸が週刊つりニュースの協定船宿入りしたことを聞き、偶然釣友に誘われて乗船予定であることを思い出した。早速釣行記を依頼されたわけだが、本来釣行記なら釣って釣って釣りまくってがベターだろうが、今回は釣れなくても構わないので、タチウオ半分、残りはタイラバでお願いしてある。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・峯卓)
如意丸で欲張りリレー釣行
タチウオは少し細かいのが交じりだしたとはいえ、近年稀に見るドラゴン豊作に沸いている。でも……私たち多動性のダメな釣り人は、1種類の釣り物じゃ飽きちゃうのだ。如意丸も半日でどっちも便というわがままを快く受けてくれたので、9月5日にタチウオ~マダイの欲張りリレーを楽しんできた。
当日朝のうちは台風の余波で多少ドタバタしていたが、概ね釣り日和である。重役出勤でのんびりとタチウオポイントに到着すると、辺りは船、船、そして船!三重県と愛知県の名だたる遊漁船が大集合。
今回のメンバーである赤瀬君は、自らが販売する剣屋の頑鉄を使用してのジギング、私は当然タチウオテンヤである。
ドラゴン級頭に入れ食い
テンヤやテンビン吹き流しとジグが同船した場合、圧倒的にエサに軍配が上がる。1投目から指3本の小型ながら、ホイホイ釣れる私の隣で赤瀬君はジグのカラー、フックのセッティングを変えまくって最適解を探している。
「まあまあ今日くらいテストは置いといてイワシ巻いとこーよ」と誘っていると、彼にドラグが滑る指6本のドラゴンがヒット。これでパターンを見つけた彼は、ハイペースでタチウオの数を重ねていく。
ムキー!鉛でポンポン釣られたら、私たちイワシくさいテンヤ衆は面目が立たないじゃないか。こうなったら……、「はい、タチウオ終了~!船長タイラバ行きましょー!今んとこ全員引き分けってことで」。