三重県伊勢市神社港の如意丸が週刊つりニュースの協定船宿入りしたことを聞き、偶然釣友に誘われて乗船予定であることを思い出した。早速釣行記を依頼されたわけだが、本来釣行記なら釣って釣って釣りまくってがベターだろうが、今回は釣れなくても構わないので、タチウオ半分、残りはタイラバでお願いしてある。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・峯卓)
タイラバで多彩にヒット
2回戦はマダイ。全員タイラバ巻き巻きである。潮の加減ではなく、釣果の偏りを危惧しての釣り物変更だったので、マダイポイントは池のように潮が動かない。
釣れても小ダイサイズばかりだが、船長は潮が残っている場所を探して次々とランガンしていく。
タイラバとしては外道になっちゃうブリやマゴチなどをポツポツ拾っていきながら沖上がり前になったころ、軟弱な私たちはたった半日だっていうのに、タイラバさえ飽き始めていた。
ラストにかけて良型続々登場
「もうお家帰りたいな~」なんてそんなことを考えていると、潮を読んでいた船長が「今から入るトコ、たぶん食いますわ」。みんな半信半疑でポチャンと落としたプロスペック極に、良型マダイがアタってくる。
船長もこっそり巻き巻きで、50cmの食べごろサイズのマダイをゲット。流すたびにアタリは出るので、全員お持ち帰りを手にしたところで時間切れ、もとい集中力切れ。クーラー満タンの釣果もたまにはいいが、釣りは後ろ髪を引かれるぐらいで止めるのがちょうどいいのだ。
如意丸船長、次は半日でアオリとタイとブリをいっときましょか(笑)。
<週刊つりニュース中部版 APC・峯卓/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年9月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。