中海5月の定番パターンと言えばバチパターンですが前日に降ったあめのせいで濁りが発生しバチが出てない状態。定番のバチはいなかったのですが代わりにこちらは初夏の定番辺り一面トウゴロウイワシが。例年バチパターンが終わるとトウゴロウイワシパターンへと変化するのですが、今年は水温が高いためか例年に比べトウゴロウイワシの発生が少し早いようです。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター加藤隆司)
トウゴロウイワシを捕食するシーバス
バチパターンは期待できないのでトウゴロウパターンへ狙いをシフトしシーバスを狙っていきます
昼間は沖にいた大量のトウゴロウイワシが暗くなるにつれ岸際に接岸しそれを追ってシーバスの群れも接岸します。大量のトウゴロウイワシに襲い掛かり所々でボイルがみられ、シーバスも超高活性状態なのですが偏食パターンなのでこれが意外と難しいんです。
ルアー食わせるのは難しい
手軽に食える大量ベイトがいるなか、偽物であるルアーを食わせのは至難の業。ボイルしている所に普通にルアーを通しても大量のベイトに埋もれてしまいmルアーを優先的に食ってくることはありません。しかしトウゴロウパターンは毎年のことなので攻略法は熟知しています。
トウゴロウイワシパターンの攻略法
使用するルアーはハードコアミッドダイバー95。トウゴロウイワシのサイズが5cm程度ですが、目立たせてやるためにやや大きめの9cmクラスのルアーを使用するのが第一のポイントです。そ
してトウゴロウイワシの群れにシーバスがボイルしている付近にキャストし、激しくジャーキング。トウゴロウイワシの群れをあえて散らしてルアーをストップ。
トウゴロウイワシの群れが散った後、シーバスの目の前にはルアーだけがポツンと残り、ふわふわと浮上するルアーにシーバスがバイトしてくるという寸法です。
沈み根周りで3連発
シーバスが待ち伏せ状態で居着いているであろう根回りにトウゴロウイワシの群れが差し掛かったところでジャーキングしストップをいれると、予想通りあっさりバイト。45cm程度の小型ですが3匹連続キャッチです。
サイズアップを狙い潮通しの良い岬の先端へ
ブレイクに際にトウゴロウイワシの群れがおり良いサイズのシーバスがボイル。2~3投ジャークング&ストップするも反応がないので、お次は超早巻きし群れを散らし、ストップを入れ巻き始めると、ドンと心地よいバイト。
最初引かないのでまた小さい?
手前まで簡単に寄ってくるので小さいかと思いライトを照らすと一気に走り始めます。思ったより小さくなさそう。ファイトしている場所は水深1m未満と浅く非常に根が荒いので慎重にファイトします。途中根に巻かれそうになったのでここで一気に勝負をかけ、無事64cmをキャッチ。
これから秋に向けて度々出くわす中海トウゴロウイワシの偏食パターン。ボイルはあれどなかなか食わないので苦戦される方も多いと思いますがこの攻略法なら比較的簡単に釣ることができるのでお勧めの釣法ですよ。
<加藤隆司/TSURINEWSライター>