厳冬のオホーツク海に面した世界遺産知床は今年も長い眠りから目覚めた。今回、新製品ティエラLJ IC200のインプレと共にお伝えしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター前島宣秀)
オホーツクのホッケ釣り
東京では桜も散り、早くも半袖姿の方々も、見受けられる今日この頃ではあるが、世界遺産知床は朝晩氷点下の日々が続いている。
ウトロ側の釣り物は春のホッケから始まり冬のホッケに終わる。ホッケは真ボッケが中心で、大きさはメガ、ギガ、テラなどの言い方で釣り人は表現している。
ジギングとパケ釣り
ジギングでは比較的大型が釣れることが多く、脂をたっぷり溜め込んだメタボなホッケを堪能できるが、針数8本のパケ釣りも春先に爆釣のXデーがあり、80Lクーラー二つ満タンも夢では無い。
ジギングはスロジキで、潮によってもジグの重さは変わるが、基本150g、速潮時は180g以上が必要になる。カラーは正直なんでも釣れるが、蛍光系、赤キンは鉄板である。
タックル
タックルはスロジキ用に拘らずジグが背負える柔らかめの竿がいい。今回、キャタリナ、そしてリールは新製品のティエラLJ200ICにPEライン1.5号、リーダーは20lbとした。
パケ釣りで使うオモリは250号。リールは500番クラスにPEライン6号がベスト。竿は硬めがいい。8本針のパケはご当地仕掛けで、道内なら必ず手に入るので現地調達をお勧めする。数釣りを望むなら仕掛け、大型中心ならジギングとなるだろう。
新製品ティエラLJ IC
おそらく初荷出荷品だろう同品、今回さっそく持参したのでインプレをお届けしたい。
手巻き系では初となる電子ドラグ音、三種類が選べた。リールサイズから考えると小さなブザーを駆使して余韻のある鈴のような合成音は心地よい。今までメカニカルな振動や音がドラグの醍醐味と感じていたが、負荷なくドラグが引き出されるこの機種の特徴は新感覚だ。
最大ドラグ力は10kg
また、73のハイギヤタイプに標準85cmハンドル、そこにソルティガと同じメカにドラグ力はソルティガの小型モデルを上回り300タイプと同じ10kgとはダイワの本気度が伺え、今回スロジギでのインプレとしてソルティガより30g程度重いが、全く気にならずこれはとても使いやすい。
ギヤのスムーズさや剛性も文句のつけようがない。次回はサクラマス釣りでおもいっきりドラグを引き出される板マスやトキシラズで堪能したい。