ヒラマサはキャスティング・ジギングの両方で狙うことができるターゲットだが、そのシーズンの傾向やタイミングで、どちらかに釣果が偏ることもある。基本的には大型狙いのキャスティング、数釣りのジギングということになるが、今年の春は数・型ともにキャスティングが好調となっている。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)
キャスティングヒラマサが好調
前回の記事でもお伝えしたように3月に入ってからは特にキャスティングの釣果が顕著に目立つようになり、4月に入った現在でもジギングよりキャスティングの方が圧倒的に釣果が出ている結果となっている。
3月の最終週は天候に恵まれ、3月27日~4月1日まで6日間連続で出船していたが、釣果の半分以上はキャスティングでの釣果となった。どこのポイントに行っても表層付近の反応もよく、鳥山に囲まれることもしばしばで、360度ヒラマサのボイルに囲まれながらロッドを出すこともあった。
釣果はというと、キャスティング・ジギングともに口を使わせることはできてもなかなかヒットに持ち込めない展開となり、バイト・アタリの数に対してヒット数は少なかったが。良型のヒラマサにも恵まれた。ただし春はパターンにはめることができればよい釣りができ、できなければ釣れないというのが春パターンにありがち。大きく個人差が出る結果ともなった。
春のキャスティングは小型ルアーがマスト
意外とあまり認知されていないが、春はマイクロベイトが基本パターンとなる。そのためキャスティングでヒラマサを狙う際は140mmサイズ程度の小型ルアーが必須。よくチェイスやバイトはあるけどヒットまでにいたらないというのはキャスティングあるあるだが、そんなときはルアーサイズが大きいのが原因となることも多い。
140mmサイズとなると選択肢は限られてくるが、ラピードF130やラフライド140などは大体の釣具店で販売されているので手に入りやすい。大型サイズのヒラマサ狙いとなるので、どうしても大きいルアーを選択しがちだが、同船者が中~大型サイズのルアーばかり投げている中で、このサイズを投げると1人勝ちすることも少なくない。この時期は特に心強い味方となってくれるので、ぜひ持っていてほしいサイズである。
ちなみにPEライン6号や8号で小型サイズのルアーを操るのは飛距離の面も含めて少し難しい面がある。PEライン4号前後にリーダーは80lbクラスがベストバランスである。
<週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥/TSURINEWS編>