前回記事で紹介したものの、釣果は見事に坊主に終わった「XREEL」。今回旅先で良さげな港を見つけたため休憩がてらバッグに忍ばせていた相棒(XREEL)を投げてみたのでその結果を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター大宮由裕)
ドライブ中に釣りの衝動
車での西伊豆ドライブ旅行中に休憩スポットを探していたが、綺麗な海が近いんだし、どうせなら海の近くで休憩しようと、ある漁港に立ち寄った。
何気なく立ち寄った漁港ではあったが、散策していると水質の良さと足場の良さもあり、イトを垂らしたい衝動に駆られた。
「XREEL」の本領発揮
午前中であったが混雑もしておらず、前回のように他の人の迷惑になることもないと考え、短時間遊ぶのに最適と感じた。こういう時こそ「XREEL」の本領発揮である。近くの釣具屋でアオイソメを購入しポケットに相棒を忍ばせいざ堤防に向かった。
「XREEL」で根魚を狙う
前回と違い、今回は根魚を狙うセットアップを考えた。理由としては向こう合わせの釣り方がお手軽と感じたからである。そこで「XREEL」にキス・ハゼ用の仕掛け(ハリス1号、幹糸2号、フック6号)とオモリ2号をただ単純に接続しアオイソメをセットした。
堤防から透明度の高い海にイトを投げてすぐにアタリがあり、仕掛けの選択が間違えていないと確信。
竿を使用しない独特のアタリ
このアタリの感覚が独特で竿を使用しない「XREEL」の楽しみの一つであると感じた。しかしフッキングの感覚が分からずモヤモヤした時間が続いた。焦って無理にフッキングしようとしていたことに気づき落ち着いて待つようにした。
ヒットからの流れ
遂に初のヒット!慌ててラインを回収しようとしたため「XREEL」本体に絡まってしまい手間取っている間にバラしてしまった。その後は合わせ方に慣れたためスムーズにヒットを量産できるようになってきた。コツも掴んできてた。
・何はともあれ、慌てない。
・片手でラインを持ち上げフックまでのテンションを維持する。
・持ち上げた手から「XREEL」本体までのラインをゆっくり巻き取る。
・再度片手を竿先として機能させ、「XREEL」本体を手元に引くことでラインを引き上げる。
・上記を繰り返す。
文字にすると難しく感じるが、実際にやってみるとこういうことかと簡単に理解していただけると思われる。そして初釣果はカサゴであった。
最終釣果
少し休憩の予定が2時間しっかり釣ってしまい、釣果はカサゴ2匹、オオスジイシモチ4匹、キタマクラ3匹であった。カサゴが2連続で釣れた後はオオスジイシモチとキタマクラしか釣れなかったが非常に楽しい時間を過ごすことができた。
直接のやり取りがハマる
今回ようやく「XREEL」で釣果をあげるという目標にリベンジを果たすことができた。釣れた感想としては、やはり魚とラインを通して直接やり取りを楽しめることが大きいと感じた。
特に「XREEL」はラインを素早く回収することは不可能なため、良くいえば引きを長時間楽しめるのである。
また、ラインを直接指でコントロールするため細かなアタリも指先で感じることができることも魅力的であると思う。次はウキを使用した釣りでの釣果を狙うために試行錯誤しようと思う。
<大宮由裕/TSURINEWSライター>
西伊豆の漁港