三重県桑名市を流れる揖斐長良川へシーバス狙いでルアー釣行した。今回は絶妙なタイミングを見極めることができ、ヒットに導くことができた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・戸田英明)
揖斐長良川でルアーシーバス釣行
12月中旬、三重県桑名市を流れる揖斐長良川でリバーシーバスを狙った。現地に到着したのは、午後9時ごろだった。この日のタイドグラフは、午後8時44分に満潮を迎えて、その後下げていく潮となっていた。
ルアーは広範囲を探るために飛距離が出せるカゲロウ100FのGPレッドヘッド。シャローランナーのミノーだ。
最初にエントリーしたのは九華公園付近。時間的にみて潮が動いても良さそうなのだが、イメージしたより動いてない感じだ。取りあえず沖に向けてルアーを投げてみることにした。
このルアーは、キャスト時にカチッと音がして内蔵されたウェイトが磁界から離れて、思った以上に飛距離が出る。ミディアムスピードで引いてくると、モコモコとしたロールアクションで時折ヒラを打つ。手元にルアーの波動が大きく伝わることはなく、オートマチックにワーム感覚でシャローレンジを引ける。
40cmシーバスヒット
広く探っていると、次第に潮が動き始めた。いい感じに流れが出て、ハッキリとした潮目が出来た。
そこに小規模だがイナッコっぽいベイトの群れが水面を泳ぎ、モワモワと波立っている。潮目とベイトが重なって射程圏内に入ったところで、ベイトの進行方向を予測してキャストした。
着水後、少しリーリングスピードを落としてルアーを引いてくると、手元に重みが伝わった。アワセを入れると、すぐに水面でジャンプを繰り返す。その後は流れに乗って下流へとダッシュ。ドラグが鳴ってラインが出ていく。
少しずつ距離を縮めてネットに収めたのは、40cmほどのシーバスだ。流れの動きと潮目、ベイトフィッシュがリンクした獲れた1匹だけに、笑みがこぼれた。
ジグヘッドリグでセイゴ連発
その後、サイズアップを狙うべく少しずつ下流へ移動するが、反応はなかった。そんななか、街灯の光で出来た明暗の境目を引いてくると、小さくコツッと触る感覚が出た。正体を知るべく、ジグヘッドリグに変更。熟成アクア活メバルミノー1.6inのパールシラス夜光に、デルタマジックSV‐51の組み合わせだ。
明暗の境目にキャストし、すぐにリールのベールを返して表層レンジをスローのタダ巻きで引いてくると、手元に重みが乗った。アワセを入れると小気味良い引き。キャッチしたのは、30cmほどのセイゴだった。
続けて同サイズのシーバスをキャッチしたが、少しずつレンジが下がっているのが分かった。カウントダウンを入れて、3~5のレンジを探るとセイゴクラスが連続ヒットする。
その後、反応がなくなり、ジグヘッドを底まで沈めてあわよくばフラットフィッシュでも…と思ったが、反応はなく午後11時30分すぎに釣り場を後にした。
今回は絶妙なタイミングを見極めて釣果を得ることができた釣行となった。これからは冬の厳しい寒さが続くが、寒さと安全対策を十分にしてフィールドでしびれる1匹を狙ってみてはいかがだろう。
<週刊つりニュース中部版APC・戸田英明/TSURINEWS編>
揖斐長良川