冬の厳寒期でも釣りに行く。それが釣りに魅了されたアングラーだ。ただ、冬の釣り場には命に関わるリスクも潜んでいる。しっかりと危険を認識した上で準備&注意を怠らないでもらいたい。今回は、冬の釣り場に潜む危険5選を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
釣り場に潜む危険
釣り場の危険やトラブルというと様々なものが思い付くが、その多くが夏場に集中している。危険な虫や熱中症、ゲリラ豪雨に花火やキャンプなどからくる、近隣住民の苦情やゴミ捨てのトラブルなど盛りだくさんだ。実際このような特集がメディアで取り上げられるのも夏、もしくは秋口が多い。
しかし、釣りは何も夏だけではない。冬だって頑張って釣りに行く方も多いだろう。実際筆者の好きなシーバスフィッシングだが、冬場でもかわらず行く。いや、他のアングラーが少ないこの寒い時期は逆に釣行回数が増えたりもする。すると、冬の釣り場には冬ならではの危険性やトラブルがあることに気付かされる。考えてみれば当たり前の事だが、夏には夏の冬には冬の危険がつきまとう。それが釣りだ。
そこで今回は、季節を冬に移し、この寒い季節ならではの釣り場の危険やトラブルにスポットを当ててみたい。夏とは違った危険やトラブルを知っておくことは、冬の釣りを楽しむ第一歩となることをぜひ知っていただきたい。
冬でも釣りに行くからかわる
さて、これからご紹介するランキングは、筆者が冬の釣り場で実際に見て聞いて体験したことから抜粋した事柄である。主にシーバスフィッシングの現場からだが、もちろんここに取り上げる危険やトラブル以外にも様々な問題があるだろう。
しかし、そこを全部解説すると「釣りには行かない方がいいのでは?」となりかねない。それではそこで話しが終わってしまうし、この記事もおしまいだ。あくまでも冬に楽しく釣りをするための参考程度に留めていただきたい。釣りは危険なことばかりではないので、それも知っておいてほしい。
5位:凍結
やはり冬と言えば凍結が1番怖い。特に夜釣りの堤防や河川敷。間違いなく夏場より滑りやすくなっているからだ。凍結した足場で釣りをするなんて、怖いなんてもんじゃない。ライフジャケットをしていれば安全!と思うのは間違いだ。筆者の経験上、下半身でも落ちて入水すれば後が大変だ。服は乾かないし、濡れた服は体にへばり付いて体温を容赦なく奪う。ハプニングを想定して着替えを持って釣りにくる人もいないだろう。
滑らないように靴(ブーツ)などの工夫をしよう。
4位:飲酒
飲酒運転の厳罰化が進む日本において、よもや飲酒酩酊状態で釣りをする人はいないと思うが、実際には少数いるのだ。特に冬?春先においては忘年会や新年会、歓送迎会など飲むイベントが多いからだ。
筆者も釣りをしていて酔っぱらいが川沿いをフラフラと歩いているのはよく見かけるし、明らかに飲んで騒いで釣りを楽しむ?方も見る。二日酔いの釣りも止めていただきたい。釣り場で吐くなんて、遠くで吐く声を聞いているだけでも大変迷惑だ。何より凍結の所でも触れたが、酔って滑ったら釣りどころではない。怪我や命に関わるので、釣りの時はシラフかノンアルコールにしよう。