冬の釣り場に潜む危険&トラブルTOP5 厳寒期だからこそ万全の準備&注意を

冬の釣り場に潜む危険&トラブルTOP5 厳寒期だからこそ万全の準備&注意を

冬の厳寒期でも釣りに行く。それが釣りに魅了されたアングラーだ。ただ、冬の釣り場には命に関わるリスクも潜んでいる。しっかりと危険を認識した上で準備&注意を怠らないでもらいたい。今回は、冬の釣り場に潜む危険5選を紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

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宮坂剛志

ボート、ウェーディングなしの100%陸っぱりアングラー!陸っぱりからのシーバスフィッシングの楽しさを追求して行きます!

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3位:人間

これも飲酒の所とリンクするが、まず1番やっかいな問題と言える。最近は少なくなったが、酔って釣り人に絡んでくる人もいる。場所取り問題は幸い夏場より空いているので少ないが、年末年始や春の歓送迎会など、冬?春は人が集まる機会が増える。

特に行動制限が緩和された最近は、筆者のよく行く河川などにも焚火をする若い集団がいる。お酒こそ飲んではいないが、大騒ぎして散らかして近隣住民の迷惑は元より、平気で釣り場も汚して行く。釣り場がなくなる原因は、釣り人のマナーだと言われているが、必ずしも釣り人だけが原因とは限らない現実がそこにはある。

2位:落水

凍結とセットで考えていただきたいのがこちら。とにかく冬場の落水はシャレにならない。ライフジャケットはもちろん、靴にも滑らない工夫をぜひしていただきたい。安全な場所だからと油断していると、思わぬ事故や怪我に対処できない。

特にシーバスのナイトゲーム。バチ抜けなどを確認するために、前に出て水面を照らす行為は気を付けてほしい。冬場は寒さから体が思うように動かせない時もあるからだ。筆者はドボン!と落ちる経験はないが、滑って下半身やら、片足やらが冬の川にINした経験は恥ずかしながらある。

夏場ならばほっておいても乾くし、何なら泳いでしまおう!などとなるが、いくら水温が高くても冬場に泳ぐのは感心できない。落ちて陸に上がって北風に晒されれば、あっと言う間に体温が奪われ、釣りどころではなくなる。低体温でガチガチと体の真から震えがくる。濡れたまま運転も出来ない。

落ちないのが1番だが、万が一のため大判タオルや吸水タオルなども用意しておこう。

冬の釣り場に潜む危険&トラブルTOP5 厳寒期だからこそ万全の準備&注意を凍結していなくても水辺は滑りやすい(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

1位:体調不良

これは最もヤバイ。冬場は気温の関係で心筋梗塞などが多いと聞く。寒さによるストレス、釣れないストレス、何かと冬の釣りは厳しい。釣りをしている時はもちろん、帰ってからも体調には気を付けよう。万が一釣り場で倒れたら、それこそ命に関わる。周りに誰もいない1人の釣りならなおさらだ。

筆者も冬場の釣りでお腹が急に痛くなり、我慢が出来ないくらいになったことがある。青空トイレを覚悟したが、幸い近くに公園があったので尊厳は保たれた。急な体調変化は夏場よりも多く感じる出来事だった。仕事などで疲れている、寝不足気味、お腹の調子がよくない……等、釣りに行く前に何となく気分が乗らない時は釣りを控えよう。

シーバス釣りで言えば一年中出来るし、何なら寒い冬は釣りに行くのをやめて、春のハクパターンから始めてもいい。このくらいの余裕を持って釣りをすることが長く釣りを楽しむコツなのではないだろうか?

自然が相手だという事実

釣りは当然のことながら自然が相手。そこに夏だからとか、冬だからといった考えは通用しない。例えば、冬はマダニやスズメバチなどの脅威は少なくなるが、雪や北風などの悪天候が新たな脅威となる。寒さから風邪を引いたり、凍結で滑って転んだりと、また別なトラブルにも気を付けなければならない。

冬でも釣れる魚はいるので、無理をするなと言っても無理でしょう。わかります。それでも冬の釣りをするなら夏場と同じ、いや、夏場以上にしっかりと安全対策をしてほしい。例え海釣り公園でも、近くの小川でも、しっかりとした準備とマナーはアウトドアには絶対だ。さぁ、準備が出来たらTSURINEWSを読んで、記憶と思い出に残る一匹と出逢うため、冬の釣りを満喫しよう!

冬の釣り場に潜む危険&トラブルTOP5 厳寒期だからこそ万全の準備&注意を冬の釣り場風景(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>