雪のちらつく2021年末、大分県のリバーにてシーバスを狙ってきた。いるのに食わない本命をいろいろ試して攻略し、渋いながらもなんとか釣り納めに至った釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
厳寒期のシーバスゲーム
冬はシーバスゲームにおいては厳しい季節。冬の産卵に絡んでくるシーバスは秋の荒食いが終わると産卵のために一度岸沿いから離れてしまう。
そのためサイズが出しにくくなり、反応があってもセイゴばっかりという結果になりがち。水温が低くなり、シーバスの適水温から外れるため食い渋っていることも釣りにくい要因の一つ。
防寒対策は万全に
真冬の釣りは寒さとの戦い。真冬のシーバスは居ても食わないケースが多く、ゆえに正解に辿り着くまでに時間がかかることがある。そのため、集中力を欠かないための防寒対策は過剰に思うくらいきっちりしておいた方がいい。
足の裏に貼るカイロ、体に貼るカイロ、防寒インナーに防寒着を着込んでもまだ足りないほど寒かった。
繊細な釣りになりやすいので、集中力が貴重な釣果へのひとつの鍵となる。
風裏ポイントではヒットなし
12月30日は中潮で、16時ごろが満潮。当日は北西風が強く、とても風表では釣りのできない状況だったので、風裏のポイントを選択した。
風の当たる対岸のポイントにもルアーが届く川幅の場所にエントリー。下げ潮の間は当たりも無くベイトも視認できなかった。
小休憩を挟み上げ潮狙いに切り替える。ベイトは時折ザワつくが、シーバスからの反応は結局得られなかった。釣り終わりに橋の上から覗くと、シーバスはしっかり居た。居るのに食わせられない、冬の渋さを味わった。