釣りをされない方にとってはあまり馴染みがない言葉「温排水」。実は、一部の釣り人にはとても魅力的な言葉として認識されるようです。その理由を説明していきましょう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター川上克利)
「温排水」
冬にもルアーフィッシングをする方ならば一度はこの単語を聞いたことがあるかと思います。温排水は冬の釣りにおいて非常に重要な単語になってきます。
温排水とは、工場や水道施設から出ている排水の中でも水温が高い排水のことを指します。この温排水は全国至る所にあり、その規模や水温も様々です。
特に水温に関しては驚く程高い場所もあり、水面に湯気が立つほどの温度がある温排水も数多く存在します。
温排水に魚が集まる理由
温排水に魚が集まる理由を解説していきたいと思います。
変温動物である魚、特に淡水魚は冬になると水温の低下から活動が鈍くなったり、冬眠に近い状態になったりする個体が多くなってきます。しかし、温排水が流れ込んでいるポイントでは冬でも水温が高く、それに伴い低水温では活動できない魚が冬でも活発に活動することができるのです。
もちろん温排水を好まない種類の魚もいるのですが、冬でも活動できてエサを食べられるということは、魚にとっては非常に魅力的なことなのです。
温排水の探し方
ここからは具体的な温排水の探し方を解説していきたいと思います。
基本的に温排水を探す方法として一番確実なのが「水温計を持ち歩いて水門周りや水の吐き出し口を一箇所ずつ調べていく」というものです。これが一番確実な方法ですし、ポイントの水温を調べることにも繋がるので強くオススメする方法です。
また、地域で有名な温排水であれば地元の釣具屋さんやバス釣り情報誌などでも情報を仕入れることができますので、こちらも有効活用しましょう。