当日の状況
この日は新月周りの大潮の2日目。時合いに絡む18時頃に上げきりと潮周りとしては理想的で、しかも風予報はアゲインストで2m程度と出ていた。もともと重いリグを使う群れなので、これなら大丈夫だろうと車を走らせた。
しかし釣り場に立ってみると風が体感で5m程度吹いている。3gのジグヘッドがまともにキャストできず、一度などは後ろに飛んでいった。しかも非常に冷たい北風で、神経が削られる。時合いになんとかかけた1尾は、痛恨のドラグの設定ミスでラインブレイクして逃した。
ミス連発に泣く
18時まではともかく風と戦う覚悟でやっていたが、ミス連発で泣いた。
バックラッシュ、キャスト切れ、根掛かり、大型魚襲来でブレイク、キャストミスで堤防側のストラクチャーにラインが取られて切れる。そのたびにリーダーを結び直していたが、もう風が冷たくてまともな指先の操作ができない。一度などは、ガイドに通さずにリグを結んでしまった。そこで、「今はこの北風で釣りはできない」と一旦あきらめた。
ちなみに、帰宅後にチェックしてみたら、体感温度は5℃。それは寒いはずだ。
風裏でペースを取り戻す
風裏を一箇所見つけて、そこで釣ることにした。真っ暗なオープン打ち、しかもシャローなので、おそらく豆くらいだろうと思いながら0.6gのヘッドにストレートのワームで釣っていく。するとアタリが出始めた。
豆アジが数尾。ちっこいタケノコメバルもきた。こうして釣りきることができると、精神状態が平常に回復してくる。この日は念押しでかなり着込んできたので、風は鬱陶しいが寒さは感じない。もう一度北風に正対して、ホットなスポットを打ってみることにした。
27cm級頭に22尾ゲット
ジグヘッド1.8gがこの日の正解。レンジキープ釣法で中層くらいをふわふわさせていると豆が連発する。大きめのワームにし、ボトム上でシェイクしていると、やっぱり出た、ベイトフィッシュパターンの大型アジ。最大27cm、25cm級が2尾。
16時からスタートして、20時30分まででトータルで22尾。最初の風トラブルには泣かされたが、なんとか数を揃えることができた。ちなみにリグのロストは5。まあまあ、結果的にこれだけ釣れたら許容範囲か。次からは「早めに風裏に入り、チャンスを待つ」というスタイルでもっと気持ちよく釣りたい。