愛知県・南知多町豊浜から出船する大進丸のカワハギ&フグ船に乗船。食わせ釣りとカットウ釣りを楽しみ、おいしいお土産をゲットしたので、その模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)
大進丸でカワハギ&フグ狙い
天気が良さそうな10月24日、愛知県・南知多町豊浜から出船する大進丸のカワハギ&フグ船に乗船することになった。
収束しつつあるコロナ禍。会うことができなかった仲間も活動開始かなと釣友の重野さんに電話連絡をしたところ、釣りに行きたくてウズウズしているとのこと。
午前4時に駐車場に到着すると、すでに満杯状態。なんとか空きスペースを見つけて車を止め、受付の座席表で釣り座を決めて料金を払う。私は38番、重野さんは26番、右舷胴の間だ。
釣り座が決まれば、荷物を運んでタックルの準備に取り掛かる。今はカワハギがメインなので、カワハギの食わせ用として、極鋭カワハギ1342にPEライン1号を巻いたスマック100Lをセット。フグのカットウ用は、カットウスペシャルⅡにPEライン1.5号を巻いたバルケッタ301HGをセットした。
ゲストに苦戦も本命ゲット
午前5時45分に出船。35分ほどかけて伊良湖岬前のポイントに到着。船長から「根掛かりに注意してやってください」とアナウンスがあり釣り開始。まずはカワハギ狙いなので、食わせ仕掛けで様子を見る。仕掛けは胴つき3本バリでオモリは30号。エサは購入したアサリだ。
仕掛けが着底したら、穂先を激しく揺らしてピタッと止める。アタリがなければ、ゆっくり穂先を上げて誘い、また落とす。こんな具合に誘っていると、ココン、ココンとアタリが出た。期待して巻き上げるとベラでガックリ(リリース)。その後もアタリは出るが掛からないし、掛かっても小ダイやベラばかり。
開始から40分後、ようやく本命をゲット。バケツで海水をくむと、お湯かと思うくらい温かい。こんな水温だと、ゲストの活性は高いがカワハギやフグは難しいかもしれない。重野さんもゲストに苦戦しながら食わせ仕掛けで本命をゲットした。
カットウで良型カワハギ?
午前9時ごろ、カットウ仕掛けにチェンジしてフグを狙った。昨シーズンにようやくコツをつかめた気がする。自信を持って仕掛けにアオヤギをたっぷり付けて投入。食わせ釣りのとき以上に根掛かりに注意する。
仕掛けが着底したらすぐに底を切ってしばらく待つ。アタリがなくても小さくアワセを入れ、重みを感じなかったらまた底を取り、しばらくしたらアワセを入れる。重みを感じるまでこの繰り返しだ。フグはエサを取るのが上手なので、アタリが出ないこともあるため空アワセが重要だ。
しかし、アタリも重みも感じない。エサもかじられた様子がない。それでもめげずに続けていると変な重みを感じた。素早くアワせてリールを巻き上げると、誰かとオマツリしたような感覚。でも周りでオマツリしている様子がないのでそのまま巻き続けると、上がってきたのは良型のカワハギ。複雑な心境だ(笑)。