今週のヘラブナ推薦釣り場2026【静岡・七曲の池】

今週のヘラブナ推薦釣り場2026【静岡・七曲の池】

静岡県内、とくに西部に多く点在するいわゆる野池(農業用ため池)において、もっともよく釣れる釣り場が菊川市にある七曲の池だろう。よく釣れるがゆえに半日釣行などが主流だが、終日集中して釣り込めば束釣りは楽勝ムード。型もさほど悪くなく引き味もいいので、中身の濃い釣りを堪能できるだろう。首都圏からはやや遠いが、高速を使えば約3時間とアクセスも比較的に良好だ。

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ヘラブナ釣り 淡水の釣り

七曲りの池の概況

9月17日現在、高水位で水色は澄み。

取材当日、東名高速を走行中に濁流と化した大井川を見た。おそらく前日に大雨が降ったのだろう。大井川用水から取水している七曲の池も濁り水が流入しているのかと思ったが、取材時点で水色の変化は確認できなかった。

今週のヘラブナ推薦釣り場2026【静岡・七曲の池】七曲の池の概況(作図:週刊へらニュース編集部)

釣況はすこぶる良好で、宙でも底でも思い思いの釣り方で楽しめる。型は宙のほうがよさそうだが、底釣りでも良型は交じる。アベレージサイズは9寸~尺で、まれに尺2寸級。尺3寸超なども時折顔を出すようなので油断はできない。

水がいいためか型のわりに引きが強く、仮に8寸級でも穂持ちまで入るほどの強引を見せる、横にも突っ走るさまは、まさに新ベラを彷彿させる。

ポイント

駐車場からの距離や入釣のしやすさなどの観点から主流はチョコレート護岸となる道路下・駐車場下エン堤で、それ以外のエリアは地元の人専用と考えたい。ただし道路下は北西向きなので冬の季節風には弱く、強風だと波をかぶってしまうこともある。

個人所有の木製釣り台が各エン堤に放置されており、使用していいものか判断に迷う。知り合いなどの台なら問題はないと思うが、アテがないのなら持参した釣り台を使うほうがトラブルは避けられる。

今週のヘラブナ推薦釣り場2026【静岡・七曲の池】常連が並ぶ(提供:週刊へらニュース編集部)

なお護岸角度は道路下のほうが緩く、駐車場下エン堤はやや傾斜がキツいが、釣り台の足が滑って滑落しまうほどではない。ただし両護岸とも雨中ならびに雨後の濡れている状態だと滑りやすいので、護岸を歩く際は十分に注意したい。

今週のヘラブナ推薦釣り場2026【静岡・七曲の池】オーバーフロー周辺(提供:週刊へらニュース編集部)

なお池の周回路は基本的に地元車優先で、県外者は立ち入らないほうが無難。ポイントがないわけではないが、車をどこに止めればいいのだとか不明な点が多く、仮に農作業のジャマでもしてしまったら、それこそ釣りどころの騒ぎではない。エン堤以外のポイントにあえて入ったところで、大型が釣れるとかの話も聞かないので、地元民以外はエン堤周辺で釣りをされたほうがトラブルの率は低い。

釣り方とエサ

魚影が濃くよく釣れている釣り場なので、これと言って釣り方のアドバイスはない。何をやってもそれなりにアタリを出してくれるだろうし、カラツンにも悩まされるだろう(笑)。

宙釣り

竿7~10尺でタナは1本前後。カッツケも面白いが、型がこまかくなることがある。8寸前後のガリベラが続けて釣れてくるようなら、タナを再構築したほうがいいかもしれない。エサは両ダンゴで十分だが、混雑したり食い気がイマイチの時はセット釣りがいい。

底釣り

竿7~13尺でエサは両ダンゴ。チョコレート護岸上での釣りになるので、根掛かり(ハリが凹凸の角に当たる)が多発するようなら竿長を替えるとか釣り台の位置をズラすなどエサ打ち点の変更で対処する。そのままやっていてもハリをムダにロストするだけなのでもったいない。

今週のヘラブナ推薦釣り場2026【静岡・七曲の池】足元に良型がウヨウヨ(提供:週刊へらニュース編集部)

とにかくどんな釣りでもそれなり釣果は望めるが、これからの時期に面白そうなのが両グルテンの宙釣りだ。いわゆるチャカグルと呼ばれる釣り方で、細パイプならびにPCムクトップ仕様の小ウキを用い、ナジみきるまでの一発取りを狙う。グルテンの配合ならびにタッチと仕掛けの沈下速度がモノを言う釣り方になり、両者がマッチすれば両ダンゴにひけを取らない釣果が期待できる。リズムで釣っていく釣り方なので竿は8尺前後が最適で、タナは深くても1本以内が理想的だ。

なお同じことを底釣りでやっても面白いかもしれないが、宙に比べて上ずりがきつくなってしまうので、タナに自由度がある宙釣りのほうが釣りやすいかもしれない。

<週刊へらニュース編集部>

▼この釣り場について
七曲の池
入釣料:無料。釣り台必携。
この記事は『週刊へらニュース』2026年10月2日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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