のませ釣りの「エサ確保」が実は面白い! 小アジを探していたらついつい50匹キャッチ

のませ釣りの「エサ確保」が実は面白い! 小アジを探していたらついつい50匹キャッチ

青物の「のませ釣り」で悩ましいのが、活きエサとなる小アジの確保。時合い前に短時間で集めるには、日頃から居場所を調べておくことが重要です。そこで小アジ調査へ出掛けると、サビキに次々ヒット。今回も50匹を釣り上げました。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・丸山明)

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丸山明

ゴムボートから始めたひとり気ままなボート釣り、いつしか30数年のアラコキ。晩ごはんにおいしい肴が食べたいから釣ります。

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のませ釣りの活きエサどこで釣る

青物の釣り方の一つに、活きエサを使った「のませ釣り」があります。生きた魚を泳がせて狙うだけに食わせる力は強く、陸っぱりでも沖でも人気の高い釣り方です。

活きエサを青物が食い、サオが絞られて穂先が海へ突っ込む最初の一撃は爽快です。しかし、この釣りには悩ましい問題があります。それが「活きエサの確保」です。

活きエサの確保が重要

筆者が最強の活きエサだと思うのはイワシですが、いつでも簡単に確保できるとは限らず、弱りやすい魚でもあります。そこで、多くの場合は小アジを使います。問題は、その小アジが「今どこにいるのか」です。

釣行当日の朝、短時間で10~15匹の小アジを確保するためには、日頃から釣れる場所を調べ、情報の引き出しを増やしておく必要があります。小アジ釣りに時間を取られ、肝心の青物の時合いを逃しては元も子もありません。

場合によっては、5匹の小アジが3匹のハマチに化ける。そんな「わらしべ長者」のような釣りでもあるのです。

のませ釣りの「エサ確保」が実は面白い! 小アジを探していたらついつい50匹キャッチ活きたアジを確保する(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

ジギング不調時にものませ釣り

筆者の青物狙いは、好きなジギングが中心です。しかし、青物ポイントに普段いるはずのベイトが、全く見当たらなくなることがあります。通常なら一時的なことも多いのですが、昨年は晩秋までジギングが低調な状況が続きました。ジグをベイトの中でアクションさせ、青物に食わせるのがジギング。

しかし肝心のベイトがいなければ、なかなかルアーへ反応してくれません。それでも、青物が回遊するポイントで小アジを泳がせれば食ってくることがあります。なんたって本物のアジですからね。昨秋はジギングの乗合船が苦戦する一方で、筆者の見た範囲では活きエサを使う釣りで青物が釣れていました。

普段はジギングで狙うとしても、状況が悪いときの選択肢として、のませ釣りを使えるようにしておきたい。そのためにも、小アジの居場所を知っておくことが重要なのです。

のませ釣りの「エサ確保」が実は面白い! 小アジを探していたらついつい50匹キャッチエサとして大活躍のアジ(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

小アジ釣りポイント

「小アジが釣れる場所をいくつ知っているか」この情報量が、朝一番に10~15匹を素早く確保し、青物の時合いに間に合わせられるかどうかにつながります。とはいえ、釣り船やボートがひしめく場所で朝から場所取りに苦労するのも面白くありません。

小アジは時期や海況によって居場所が変わるため、「以前釣れた」だけではなく、直近の状況を確認しておくことも大切です。陸っぱりなら、どの波止のどの辺りで、何時ごろに釣れるのか。沖なら、どのポイントに群れがいるのか。できれば他船と競り合わずに済む場所が理想です。

普段から「あそこにアジはいないかな?」と興味を持ち、機会があれば実際に仕掛けを入れて確認する。そんな調査を重ねて、情報の引き出しを増やしておきます。

のませ釣りの「エサ確保」が実は面白い! 小アジを探していたらついつい50匹キャッチ短時間でたくさん釣る(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

安いサビキ仕掛けで十分

仕掛けは特別なものではありません。堤防で使う普通の市販サビキで、ハリス0.6号、ハリ4号程度の短い仕掛けを使います。沖釣り用の長い仕掛けは必要なく、筆者の場合はお徳用パックの安価なものでも十分です。短い仕掛けなら手返しも良く、群れを見つければポンポンと釣っていけます。

 

 

また、今回はマキエを使って群れを寄せる釣りではありません。「群れのいる場所を探して釣る」のが目的なので、マキエなしでサビキを投入します。小アジは落ちていくハリにも食ってきます。フォール途中で反応があれば、そのタナで止めて追い食いを待ちます。

6本バリに6匹掛かれば、これがなかなかバカにできない引き。調査のつもりだったことを忘れてしまうくらい、後を引く面白さがあります。

のませ釣りの「エサ確保」が実は面白い! 小アジを探していたらついつい50匹キャッチ使う仕掛け(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

調査のはずが50匹をキャッチ

小アジの居場所を調べるだけなら、サビキ仕掛けを入れて魚がいることを確認すれば目的達成です。ところが、これが面白い。マキエなしでサビキを投入し、小気味良い引きを味わっていると、ついつい釣り続けてしまいます。釣れた魚は海水を循環させたコンテナへ。

のませ釣りに使うだけなら15匹もいれば十分なのですが、コンテナが魚で埋まってくると、なかなかの満足感があります。前回は調子に乗って70匹。そして今回は、アジやサバなどを合わせて50匹釣りました。これだけ釣れば、もはや「活きエサ調査」だけではありません。完全に食い意地の張った釣りになっています。

小アジは南蛮漬け&焼き干しに

活きエサに使う分以外は、しっかり食べて楽しみます。持ち帰る魚はよく冷えた潮氷へ入れ、帰宅後は頭と内臓を取れば下ごしらえ完了です。小アジといえば、筆者の好物は南蛮漬け。さらに最近覚えたのが「焼き干し」です。素焼きにした小アジを冷蔵庫で干しておけば、麺類やおじやの出汁として使えます。

本来は天日で数日干したいところですが、秋雨前線で天候が不安定だったため、今回は冷蔵庫干しにしました。焼き干しというレパートリーまで増えたことで、「調査」と言いながら小アジ釣りへ行く機会がますます増えそうです。

サビキ仕掛けだけで狙えるため、近場で短時間に晩ごはんの肴を確保できるのも魅力。筆者にとっては、シロギスより時間生産性の高い釣りになっています。

のませ釣りの「エサ確保」が実は面白い! 小アジを探していたらついつい50匹キャッチ普通に持ち帰って美味しい!(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

サバも活きエサの候補

今回釣れたのは小アジだけではありません。マアジやマルアジのほか、サバも交じりました。この日は底層では小アジ、中層ではサバが多く釣れました。そして、このサバも活きエサとして使える魚です。群れさえ見つければ比較的簡単に釣ることができ、サビキそのものも面白い。

さらに持ち帰れば、おいしく食べることもできます。青物狙いのための「情報収集」なので、単独では釣行記にならないような釣りが増えてきました。でも、それもまた面白い。

小アジのポイントという情報の引き出しを増やしながら、晩ごはんの肴もしっかり確保する。さて、次はどこに小アジがいるのか。また調査に行ってきます。

<丸山明/TSURINEWSライター>

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