8月中旬を過ぎたころから、北茨城エリア~北海道にかけて賑わいだすターゲットがヒラメ。同魚に限らず、なんのターゲットでもそうだが、本当に数十年前を思い起こすと日本各地で、このフィールドでこんな魚種が釣れるのかと驚かされることが多々ある。それだけ海は変化したのだろうし、何よりタックルの進化が著しいのではないだろうか。ヒラメも、昔は狙って釣るには活イワシの泳がせ釣りが当たり前だったが、今はルアーで狙って釣れるターゲットになった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版・野呂昌明)
ライトスロージギングでヒラメを狙う
ヒラメ釣りの一つの狙い方が、ライトスロージギングだ。スロージギングと聞くと、重いジグをはるか深海まで沈め、アカムツやキンメダイを釣るイメージで、敷居が高いと思われがち。
タックルがライト
だが、あえてライトスロージギングとくくったのは、水深が50m前後、使用するジグは100~150gがメイン、それに見合ったロッド、リールを使用するので、非常にライトなタックルで、みんながスロージギングを手軽に楽しむことができるから。
ヒラメ以外も狙える
また、狙えるターゲットはさまざまで、ヒラメのほか、ハタ系のロックフィッシュにマダイ、青物など高級魚ばかりなのも魅力の一つとなる。
ヒラメ以外も狙える(提供:週刊つりニュース関東版・野呂昌明)北茨城の第三隆栄丸に乗船
今回訪れたフィールドは、北茨城の平潟港の第三隆栄丸。当日は、人気を裏付けるように、多くのアングラーで港は活気づいていた。乗船予約は20人限定のギリギリ滑り込みで取れた。
状況によってポイントは異なると思うが、この日は福島方面へ40分ほど北上したエリアを狙った。
朝イチはトリヤマがあり、ベイトフィッシュが多いことが分かった。船長の合図でジギングスタート。いつものように、パイロットジグとして、130gで状況を確認しようと沈めると、着底前にアジやサバの猛攻に合う。
ヒラメ以外も狙う
いつも土産確保のため、ヒラメ以外の魚も狙うとのこと。早々に数尾釣れたので、本命ポイント到着まで一旦ロッドを置いて待機。1時間ほどして移動して到着。海底に点在する漁礁や岩場を狙うという。
釣りをリスタートしてすぐ、ミヨシで釣っていたアングラーにヒット。本命ヒラメがあっという間にキャッチされた。しかし、サイズは例年に比べて少し小さい感じ。
入れ食いではないが、船中で誰かしらがヒラメを釣り上げている状態が続くなか、私には一向にバイトがなく、少し焦りを感じる。
タングステンジグが好調
タイムアウトを取ろうとロッドを置き、漁礁でザラザラになったリーダーシステムを組み直すことにする。落ち着いて周りを見ると、釣れている人は決まっている。その傾向としてタングステン系の小さなシルエットのジグ、さらに、誘い上げた時、あまりリールを巻いていないことがわかった。
ものは試しと、シルエットの小さい鉛ジグに替え、海底を意識した誘いにすると、すぐに答えが出た。その後、このパターンで何尾かキャッチするものの、みんなリリースサイズのソゲクラス。数釣りはこれでいいが、やはりこのエリアの魅力は座布団サイズの良型。
シルエットを大きくしてみた
沖上がりまでもう少しというところで、潮が動きだすと、ジグが潮を掴みだしたことをロッドを通して感じる。シルエットの小さい軽いジグは潮に流されてしまい、周りのアングラーはライントラブルで大混乱となるなか、このチャンスでシルエットを大きくして、一発大物に賭けた。
海底でジグがしっかりアクションしているイメージができた。こういう時は釣れる前兆なのだが、予想通りに最後の最後にロッドにドスッと、この日最大の重量感が伝わった。ボトムに貼りつこうとする感じは、大型ヒラメ独特の感触だ。なんとかいなしながら浮かせ、キャッチすることができた。
シルエット変更が効いた(提供:週刊つりニュース関東版・野呂昌明)今年は台風が多いため底荒れの日が続き、まだまだ日によって釣果にムラはあるが、最盛期はこれから。ビギナーや、レディースアングラーにもライトスロージギングは、入門に選びやすい釣りではないかと思う。ぜひ、チャレンジしてもらいたい。
<週刊つりニュース関東版・野呂昌明/TSURINEWS編>
第三隆栄丸



