テーマは「山上湖で夏を惜しもう」。山梨県富士河口湖町にある西湖で、過ぎ去る夏を長竿チョウチン両ダンゴで見事攻略してみせた吉田。いかにして食い渋りを克服したのかを4週に渡ってご覧いただくとしよう。取材日は8月25日(火)。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部・関口)
ダンゴにこだわる
「20枚なら合格点でしょう!」
取材日の朝、根場の浜で西湖レストハウスのマスターと談笑中に吉田と交わされた内容だ。
西湖レストハウス(提供:週刊へらニュース編集部・関口)20枚とはずいぶんと低レベルじゃないかと思われたかもしれないが、実は直近の根場地区はそのくらい釣況が低迷していた。両ダンゴでは攻略が難しく、20枚前後の大抵がグルテンセットか一発セットで達成された数字とのこと。
ところが当の吉田にはセットなど頭の片隅にもないらしく、サブバッグの中にはダンゴエサしか準備していないという用意周到さ(笑)。
「あると手が伸びてしまいそうなので、ハナっから持ってきてません」
なぜそれほどダンゴにこだわるの?
「これがもし大会とか例会など勝ち負けが関係するなら迷わずセットでスタートします。ですが今回は山上湖で過ぎゆく夏を惜しむがテーマなので、だったらダンゴのほうがボク的には楽しめると思うので。そのうえでマスターのノルマを達成できたらサイコーじゃないですか!」
沖ブナイで目標20枚
大型釣りにしろ平場の野釣りにしろ、このところ当企画でいじめっ子の記者から”よくできました”をもらっていない吉田。今日こそはと気合を入れて準備を進める。
西湖のポイント概況(作図:週刊へらニュース編集部・関口)当日の出舟者は吉田と記者を含め5人の予定。しかしほかの3人の到着が遅く、5時の出舟時点で浜を離れたのは我々だけだった。よってポイントは選び放題。と言ってもマスターいわくユース下ロープ以外なら優劣はないとのことだったので、浜から近い沖ブナイロープに着舟する。なお当日は後続者なしだったので、同ロープは我々2人の貸切状態となった。
これってかなり有利な状況でしょう。であればノルマを30枚にかさ上げしてもいいよね(笑)。
「カンベンしてくださいよー」
だったら20枚を何時に達成できるか。これでいこう。いくら両ダンゴを楽しむといっても、多少のプレッシャーがあったほうが、やりがいがあるってもんだしね。
「わかりました。できるだけ早く達成できるように頑張ります! ただ今のところモジリがまったくないのが不安です」
デカバスが無数に
そういえば、浜から漕いで来る途中にもモジリはなかったし、着舟後もロープ周辺にモジリはない。あるのは表層を泳ぐジャミらしく魚群と、舟の周囲をウロウロする無数のデカバスだった。
「それにしてもスゴい数ですね。コイならともかく、こんなに多くのブラックバスを舟近くで見たのは初めてです」
大型のブラックバス(提供:週刊へらニュース編集部・関口)釣りのうんちくはともかく場数だけは踏んでいる記者も、これほど多くのバスを見たのは初めての経験。45~60cm級のランカー級が吉田と記者の舟を取り囲むようにウロウロしている。
これはもしかして吉兆なのか、それとも不吉の兆しなのか……。
次回も「山上湖で夏を惜しもう」です。
<週刊へらニュース編集部・関口/TSURINEWS編>
西湖
舟代¥3700(入釣料込み)。ライフジャケット必携。

