お盆休みの8月12日、泉大津へライトチニングゲームに出掛けた。連日の猛暑で大阪湾の水温は高く、日中はもちろん、夜間でも魚の活性が安定しない時期である。そこで今回は滅多に行かない朝マヅメに狙いを絞ることにした。中潮という条件もあり、短時間ながら魚からの反応を期待しての釣行である。ちなみに、朝夕の比較として次回は夕に釣っている。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)
当日の状況
ポイントは泉大津の汽水域。潮回りは中潮。真夏の大阪湾は、とにかく水温が高い。これまでの釣行でも、夜になったからといって魚が一晩中活発に動くわけではなく、短時間だけ反応が集中するケースが目立っていた。
そこで今回は、まだ暑気が穏やかな朝マヅメに狙いを定めた。夜明け前からポイントへ入り、薄暗い時間帯からルアーを投入する。朝マヅメは人間にとっても夜より暑さが厳しくなる前の時間帯であり、魚にとっても日中より活動しやすい時間帯だ。
高水温期の釣りでは、魚がいる場所を探すだけでなく、魚が動きやすい時間を絞ることが重要になる。
今回も「短時間で結果を出す」ことを意識して釣りを開始した。
朝マヅメの時合い
薄暗い時間帯からポイントを探っていく。
真夏のチニングではボトムを中心に考えたくなるが、状況によってはレンジを固定しすぎないことも重要である。潮の動きや魚の活性を確認しながら、丁寧にルアーを通していく。
朝マヅメは、日が昇るにつれて状況が刻々と変化する。
暗いうちは夜の延長のような状況でも、空が明るくなり始めると魚の動きが変わる。特に高水温期は一日中活発に捕食する魚ばかりではないため、この短い時間帯に集中する意味は大きい。
キビレ登場
早い段階から魚の反応が出た。1.5gのヘッドに2inchのワームで、小さな違和感を見逃さないようにしながら探っていくと、ライトタックルならではの繊細な反応が手元に伝わってきた。まず姿を見せたのはキビレだ。
小さめのキビレ(提供:TSURINEWSライター・井上海生)フィネスゲームらしい小さな反応から魚の存在を確認し、そのままキャッチすることができた。
キビレはチヌと同じポイントで釣れることも多いが、狙ってみると意外に難しい魚でもある。今回のキビレも、朝マヅメという限られた時間帯に出た一尾だった。これだけでも朝の短時間釣行に切り替えた意味は十分にあった。
長時間粘って反応を待つのではなく、魚が動く可能性の高い時間に集中する。高水温期のライトブリームでは、この考え方がかなり重要になってきているように感じる。
本命チヌも登場
そしてキビレに続いて、本命のチヌも登場した。
チヌも登場(提供:TSURINEWSライター・井上海生)真夏の泉大津でチヌをキャッチできたことは、今回の釣行において大きな収穫である。
最近の大阪湾では高水温の影響を強く感じる場面が増えており、特に長時間の釣行では「魚がいないのではないか」と思うほど反応が途絶えることもある。
しかし今回のように、朝マヅメの短い時間に集中すれば、チヌとキビレの両方から反応を得ることができた。
もちろん毎回同じ結果になるとは限らない。それでも「真夏だから釣れない」と最初から諦める必要はないことが分かる。重要なのは、魚が動きそうな時間帯を選び、そこで集中して釣ることだ。
その後も少し釣りを続けたものの、藻が絡むようになり、思うようにルアーを操作できなくなってきた。無理に続けても効率が悪いため、今回はここでストップフィッシングとした。
藻が絡んでストップフィッシング(提供:TSURINEWSライター・井上海生)結果はチヌとキビレ。数だけを見れば大漁とはいえないが、真夏の高水温期に朝マヅメの短時間だけで本命を含む2魚種をキャッチできたことを考えれば、十分に満足できる釣果だった。
短時間釣行で勝ち切るべし
高水温が続く今の大阪湾では、長時間釣り続けることが必ずしも正解ではない。朝マヅメや夕マヅメなど、魚が動く可能性の高い時間に狙いを絞る。
そして、反応がなくなったり、藻などで釣りづらくなったりしたら、潔く竿を畳む。
そんな短時間勝負の釣りが、今年の真夏にはちょうどいいのかもしれない。
<井上海生/TSURINEWSライター>


