梅雨も明け、本格的な夏を迎えた三重県。7月30日、紀伊長島のレンタルボートでコマセ釣りとルアーフィッシングを楽しんできました。狙いはメイチダイやマダイ、イサキなど。この日はサバの群れにも遭遇し、後半のルアーゲームでは45cmの良型アカハタまで登場。暑さを忘れて夢中になった真夏のボート釣行をお届けします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・はざき)
目次
石倉渡船からレンタルボート
今回は三重県紀伊長島の石倉渡船を利用して、レンタルボート釣行へ。石倉渡船はスタッフの皆さんが親切なのが印象的です。YouTubeでも周辺でおすすめの釣り方などを積極的に発信しており、ボート初心者でも釣りに挑戦しやすいのが魅力です。
私たちもすでにリピーターとなっており、過去にはマダイやイサキ、アジなどを釣り上げています。今回の本命は、このところ釣果が聞かれているメイチダイ。そのほかマダイやイサキ、サバなども視野に入れて釣りを組み立てます。
コマセ釣り用タックル
今回持ち込んだタックルは2本。メインとなるコマセ釣りには、150cmの船用ライトゲームロッドに小型両軸リールを組み合わせました。ラインはPE1.5号にリーダー6号です。天秤には、以前から試してみたかったパイプ天秤を用意しました。
今回の仕掛け(提供:TSURINEWSライター・はざき)天秤釣りは胴突き仕掛けなどに比べるとアタリを捉えにくい面がありますが、遊動式のパイプ天秤なら感度の向上が期待できます。ただ、近所の釣具店を回ってみても、ボートのコマセ釣りに使いやすそうな長さのものが見つかりません。
それならばアームを伸ばしちゃえ! ということで、熱収縮チューブを使ってアームを延長。仕掛け絡みへの対策も施しました。石倉渡船の釣行可能範囲は深くても水深30m程度のため、オモリは20~30号を中心に、念のため40号も用意しておけば安心でしょう。
仕掛けはフロロ3.5号を2ヒロ取り、チヌ針4号を結んだ1本針仕掛けです。
ライトフカセ釣りタックルも用意
もう1本は、ライトなフカセ釣り用として用意したタックルです。フルグラスのトラウトロッドに小型スピニングリールを組み合わせ、ラインはフロロ3.5号の通し。潮受けと針だけというシンプルな仕掛けです。こちらはコマセ釣りで十分な釣果が得られた後に、別の釣りを楽しむために用意しました。
1投目からマダイがヒット!
ポイントへ到着してアンカーを投入。コマセをカゴに詰め、いよいよ釣り開始です。エサを撒きながらタナを取っていると、いきなりヒット! バタバタと竿を叩く引きから、どうやらマダイのようです。上がってきたのは40cm弱のマダイ。幸先よく本命級の魚をキャッチできました。
続いて義父にも力強い引きの魚がヒット。姿を見せたのは35cmほどありそうなサバでした。季節柄やや細身ではありますが、竜田揚げや開きなどで楽しめるうれしいお土産です。
さらに私にもチャリコがヒット。こちらは出血が多かったためキープしました。ところが、ここでアンカーがうまく効かず、ボートが流されていることが判明。一度アンカーを打ち直し、ポイントへ入り直すことにしました。
美しい魚体(提供:TSURINEWSライター・はざき)サバの群れ到来で爆釣!
どうやら今度はうまく群れのいる場所へ入れたようで、再開するとすぐにサバがヒットしました。大人数が乗る遊漁船なら、誰かしらが仕掛けを入れてコマセを撒いているため群れを足止めしやすいですが、今回は2人だけ。魚を留めるため、無言で手返しを重視します。
付けエサだけはしっかり付け、カゴにはコマセが3~4割ほど入っていればすぐに再投入するほどの慌ただしさ。それでもいつまでも群れを留めておくことはできませんでしたが、一気に2人で12匹ほどのサバをキャッチできました。
本命メイチダイも登場
サバの群れが離れたタイミングで、今度は義父が本命のメイチダイをキャッチ!「よし、次は自分も!」と期待しましたが、針に掛からない小さなエサ取りに邪魔され、私はメイチダイを釣ることができません。
メイチダイがヒット(提供:TSURINEWSライター・はざき)ただ、こうした細かなエサ取りのアタリを明確に感じ取れたのは、今回導入したパイプ天秤の効果だったのかもしれません。しばらくするとソウダガツオ交じりで再びサバが襲来。
良型だった(提供:TSURINEWSライター・はざき)すでに十分なお土産を確保していたため、その後に釣れたサバはリリースします。再び群れが離れたところで、コマセ釣りは終了。今度は根魚を狙ってポイントを回ることにしました。
根回りをランガンして根魚を狙う
コマセ釣りの後は、根回りをランガンします。義父は持ち込んだテンヤタックルでテンヤ釣り。私は先ほど紹介したフカセ用のライトタックルを流用し、ワームを使ったルアーフィッシングに挑戦しました。義父は細かなアタリをうまく捉え、早速30cm近い良型カワハギをキャッチ。
その後もイラやカサゴを次々と釣り上げてご満悦です。一方の私は、本来フカセ釣り用に用意したタックルだけあって、ルアーとの相性は当然よくありません。着底すら分かりにくいため、細かな操作は諦め、キャスト後に何とか底を取ってからストップ&ゴーだけで誘ってみます。
45cmの大型アカハタ浮上!
すると突然、フルグラスロッドが手元から大きく曲がる強烈な魚がヒット!引きからしてハタ類のようですが、ロッドのパワー不足を差し引いてもなかなかの良型が期待できそうです。ラインはフロロ3.5号の通しなので無理はできません。
しかし、慎重になりすぎて根に潜られるのも危険です。途中で2度ほど根に張り付かれましたが、そのたびに何とか引き剥がすことに成功。ようやく浮上してきたのはアカハタでした。
45cm!(提供:TSURINEWSライター・はざき)最後まで船底へ張り付こうと激しく抵抗しましたが、何とかキャッチ!
釣れたのは体高も申し分ない45cmの大型アカハタです。この1匹でクーラーボックスも一気に満タン。十分すぎる釣果となったところで沖上がりとしました。
大型のアカハタ(提供:TSURINEWSライター・はざき)ボートコマセ釣りのコツ
今回の釣行を通して感じた、レンタルボートのコマセ釣りで釣果を伸ばす基本も紹介します。
狙うタナをそろえる
まず意識したいのが、同船者で狙うタナをそろえることです。上からタナを取るか、底から取るかは釣り方によって異なりますが、それぞれがバラバラのタナへコマセを撒いてしまうと魚も散りやすくなります。全員で同じタナを狙い、コマセを効かせることが重要です。
手返しを意識
もう一つが手返しです。10人以上乗ることもある遊漁船と違い、レンタルボートでは1~5人程度で釣ることが多く、どうしても撒けるコマセの量が少なくなります。そのため、できるだけ手返しよく仕掛けを投入し、誰かのコマセが常に海中へ効いている状態を作るのが理想です。
今回のように回遊魚の群れを船下へ留めたい場合は、状況によっては少量ずつ撒くのではなく、一気にコマセを効かせるのも一つの方法。今回はこの作戦がうまくハマり、比較的長い時間サバの群れを足止めできたように感じました。
最終釣果
最終的な2人の持ち帰り釣果は、サバ16匹、ソウダガツオ1匹、メイチダイ1匹、マダイ2匹、アカハタ2匹、カワハギ1匹。このほか、サバやカサゴ、小型のハタ、イトフエフキなどをリリースしました。
ボート釣りの釣果(提供:TSURINEWSライター・はざき)レンタルボートは遊漁船に比べて自分たちでポイントを探す必要がありますが、ポイント選びや手返しがうまくかみ合えば、思わぬ好釣果に恵まれることもあります。そして何より、自由に釣りを組み立てられるのがレンタルボートの魅力です。
今回のように前半はコマセ釣り、後半はルアーフィッシングといったリレーも自由自在。季節や魚の状況に合わせ、自分たちなりの釣りを組み立てながら、四季折々のターゲットを追ってみてはいかがでしょうか。
<はざき/TSURINEWSライター>



