チニングでは、ワームやルアーのカラー選びに悩むアングラーも多いかもしれない。「この色だから釣れた」「このカラーしか反応しない」という話もあるが、実際の釣果を左右する要素はカラーだけではない。ポイント選び、レンジ、アクションが合って初めてカラーの効果が発揮される。特に高水温で魚の活性が不安定になる真夏は、カラーよりも状況判断の方が重要になる。本記事では、真夏のチニングにおけるワームカラーやルアーカラーの重要度について考えていく。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)
まず重要なのはカラーではない
チニングで最初に意識すべきなのは、カラーよりも魚がいる場所へルアーを届けることである。
どれだけ実績のあるカラーを使っていても、チヌがいない場所を通していては釣果にはつながらない。また、魚がボトムにいる状況で表層用ルアーを投げ続けても反応を得るのは難しい。
特に真夏は水温上昇の影響で、チヌの居場所や捕食タイミングが限定されやすい。潮が効く場所、流れ込み、障害物周辺など魚が着きやすいポイントを探し、適切なレンジへルアーを入れることが先決である。
カラーはあくまで最後の調整要素。まずはポイント、レンジ、アクションが合っているかを確認することが重要だ。
まずはレンジを合わせる(提供:TSURINEWSライター・井上海生)カラーが効く場面
もちろん、カラーが釣果に影響する場面も存在する。代表的なのは水質の変化だ。雨後の濁りが入った状況では、チヌからルアーを見つけてもらうためにシルエットが出やすいカラーが有効になることがある。
逆に水が澄んでいる時やプレッシャーが高いポイントでは、ナチュラル系カラーが警戒心を与えにくい。
また、晴天の日中と曇天、夜間でも見え方は大きく変わる。光量が少ない時間帯では黒系カラーが存在感を出しやすく、明るい時間帯ではグリーンパンプキンなど自然な色が安定するケースが多い。
ただし、カラーだけで状況を劇的に変えられるわけではない。あくまで魚の反応を少し後押しする要素として考えるべきだろう。
なぜかチヌがよく食うピンク(提供:TSURINEWSライター・井上海生)実績カラーを揃えよう
チニングで使用するカラーは、数多く揃える必要はない。基本となるカラーを数種類持っていれば、ほとんどの状況に対応できる。
例えば、濁りや夜間に強いソリッド系、万能なグリーンパンプキン系、クリアウォーターで使いやすいナチュラル系などを用意しておけば十分である。カラーを大量に持ち込むよりも、同じカラーでもワームサイズやリグ重量、アクションを変える方が釣果につながる場面は多い。
ざっとこれくらい(提供:TSURINEWSライター・井上海生)特に真夏は短い時合いを狙う釣りになるため、カラー選びに時間を使いすぎるより、魚がいる場所を探してキャスト数を増やす方が結果につながりやすい。足元からチェックして、レンジを見て、反応をフィードバックしながら、沖へとキャスティングを続けていくのだ。
カラー変更のタイミング
カラー変更を行うタイミングは、明確に反応がなくなった時で十分である。最初から数投ごとにカラーを変更すると、何が原因で釣れたのか、釣れなかったのか判断しづらくなる。
まずは信頼できるカラーでポイントを探り、アタリがなくなった時や潮色、天候が変化した時に別カラーを試す。この程度のローテーションでも十分対応できる。
真夏のチニングでは、魚の活性が時間帯によって大きく変わるため、「カラーを変えたから釣れた」のか「時合いが来たから釣れた」のかを見極めることも重要である。
カラーは確かに釣果を左右する要素の一つ。しかし、それ以上に大切なのは魚のいる状況を読み、適切な場所とレンジへルアーを届けることである。カラーに迷いすぎず、自分の実績カラーを信じて状況に合わせて使い分けることが、真夏のチニング攻略への近道となる。
<井上海生/TSURINEWSライター>


